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死ぬまで生きる問題

人はいつか死ぬんだから色々やってみようというブログです

なぜ日高屋はマクドナルドの隣にあるのか 『コバンザメ経営』はブロガーも実戦すべき戦略

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hidakaya

多くの外食産業が不振のなか、業績好調なのが日高屋を運営するハイデイ日高

 

2016年の売上高は過去最高を更新し、店舗数を最大で600店を目標に事業展開を行っている。

 

なぜこれだけ、好調なのか。

 

そこには『コバンザメ経営』という優れた経営戦略があったのです。

一見意味がわからないかもしれませんが、言われてみると納得する戦略なのです。

 

また、その戦略はブログ運営にも必ず役立ちます。

 

そこで、今日は日高屋の『コバンザメ経営』とそれを活かしたブログ戦略についてお話します。

 

目次

なぜ日高屋マクドナルドの隣にあるのか 驚きの『コバンザメ経営』

f:id:jubenonz:20170415125906p:plain

日高屋を見かけたことがある方に、一つ思い出して欲しいことがあります。

それは、日高屋がどこにあって、どんなお店の近くにあるのかということです。

 

よくよく思い出してみると、日高屋マクドナルドや吉野家スターバックスなどの大手外食チェーンの近くにあるのです。

 

普通に考えると、「なぜライバルの近くに出店するのだろう」と思いますが、これこそが日高屋の好調を支える『コバンザメ経営』なのです。

 

『コバンザメ経営』の狙いは消費者の消費動向と、中小企業が抱える資金面の問題を逆手にとった経営戦略なのです。

 

いつも同じものを食べない消費者

マクドナルドや吉野家には、ファン、固定客がついています。

でもいくらマクドナルドや吉野家が好きな人でも、朝昼晩の3食をすべてハンバーガーや牛丼で済ませる人はいないでしょう。

 

朝にマクドナルドを食べたら、昼は牛丼、そして夜はビールでも飲みながらギョーザを食べて、締めはラーメンというのがありがちなパターンではないでしょうか。

 

神田氏はそこに目をつけ、一見強力な競合相手となりそうなマクドナルドや吉野家の店舗の近くに日高屋を出店していきました。

引用:なぜラーメンの日高屋はマクドナルドと吉野家の隣にあるのか 強敵を集客に利用する究極のコバンザメ戦略 | 新聞記事から学ぶ経営の理論 | ダイヤモンド・オンライン

 

毎日全く同じものを食べ続ける人というのはほぼいないでしょう。

いたとしてかなりの少数派です。

大多数の人はほぼ毎日”異なる”ものを食べるのです。

日高屋はそこを逆手にとって、競合他社の近くにお店を出店しているのです。

 

つい、ライバルがいない場所で成功して大儲けしようとしがちですが、逆にライバルの存在を活かして、自身の需要を高めるという戦略なのです。

 

マーケティングするお金がないから巨大企業の力を使う

そもそもなぜ日高屋は上記の戦略を思いついたのか。

実はそこには中小企業ならではの弱者の戦略があったのです。

 

マクドナルドや吉野家は出店の際に綿密に立地条件を自社で調査しています。

駅の乗降客数や人の流れを見極め、家賃相場なども踏まえながら、店が採算に乗るかどうかを2社がすでに検討してくれています。

 

自社で行えば人手もお金も時間もかかる立地調査はすでに2社がやってくれているというわけで、日高屋はそれらを節約しながら出店する場所を決められる、というメリットもありました。

引用:同上

 

普通に考えれば、自社でマーケティング調査を行いたいところですが、日高屋にはそれをするだけのシステムも資金もリソースもありませんでした。

仮に無理に自分たちでマーケティングをしたとしても、自分たち以上に資金やリソースを投入している巨大企業に勝つことは難しい。

 

ならば、それを逆手にとって他社と同じところに出店してみてはどうか

というのが、日高屋の戦略なのです。

 

協調と競争 良きライバル関係とは

この日高屋の戦略は何も自分たちだけ利益を得るわけではありません。

先にも話した通り、日高屋があることでマクドナルドや吉野家をローテーションして訪れる人がいるからです。

 

また、そういった飲食店が密集することはその地域の価値も高めます。

 

「あそこにいけば何かご飯を食べられる」と消費者に思わせるからです。

 

ビジネスにおいてまずするべきは興味をもってもらう、足を運んでもらうことです。

つまりお店同士で協調して、集客力を高めるのです。

 

そして、いざお客様に集まってもらったあとはそのお店ごとの質の戦い。

そこに競争関係が生まれるのです。

 

協調と競争を上手く融合したのが、日高屋の『コバンザメ経営』なのです。

自分と同じジャンル・ブロガーとの協調・競争

f:id:jubenonz:20170415134826p:plain

では、この『コバンザメ経営』をブログでも活かせるのか。

答えは活かせるでしょう。

 

全く同じネタはだめですが、自分と同じジャンル・状況のブログ・ブロガーと協調することはできます

例えば、私は下記のページで、自分と同じ時期にブログをはじめたブログについて取り上げています。 

 

www.shinumade.com

 

私は同期のブロガーさんを紹介するというアイディアを使って、この記事を作成しました。

表現は悪いのですが、、私は他のブロガーさんが考えたアイディア(一種のマーケティング)を利用したのです。

 

結果として、この記事はいつもの私の記事と比べて3倍以上のPVを集めることができました。

 

そして、この記事がうけた理由の一つに比較したがる心理を使いました。

 

同じ時期にはじめたブログ同士でなぜ結果が異なるのか。

同じPV数でもそれに至るまでの期間にどんな差があるのか。

 

人は比べたがる生き物です。

 

精神が成熟しているはずの大人になっても、あるいは老人になっても、人は他人と自分を比べることで競争意識を持ち、ときに優越感を抱いたり、ときに劣等感を持ったり、ときに安心したり、ときに不安を感じたりしているのです。

引用:なぜ人は「他人」と比べてしまうのか(SBCr Online)

 

読者の方も、似て異なるブログを比較したがるでしょう。

 

つまり、どんな人気ブログの読者の方でも、一つの記事しか見ないというのはありえないのです。

 

なので、比較したがる、飽きやすい人間の心理を利用して自身の記事に関心を集めることができるのです。

 

ただ、断っておくとこの戦略は諸刃の剣です。

もし、自分が紹介した人の記事が面白ければ、読者の方は自分のブログから離れていくでしょう。

 

そこには競争の原理が働くのです。

 

つまり、コンテンツの質がなければ、自分の首をしめかねないのです。

 

先ほどご紹介した日高屋さんは、品質へのこだわりでも有名です。

ただ、人を集める戦略がうまいだけではなく、来てくれたお客さんを満足させることができるのです。

 

コンテンツファーストがあってはじめて、この戦略は機能するのです。

 

www.shinumade.com

 

まとめ

以下にお客さんを引き寄せるか、そして満足させるのか。

 

そのために、ときには他者の存在も利用してみる。

 

間接的な効果として、ライバルを意識することで、質の高い記事を書くことにつながるでしょう。

 

常に意識する必要はありませんが、皆さんも一度試してみられてはいかがでしょうか。

 

それでは、さようなら!