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勇者を好きになっちゃダメですか? 作者:プリン

過去 勇者との旅

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ルーラとパフパフと 

コルドで食料品と水の補充をしてメルクに向かう。
「魔物が多いな」とホークがぼやく。
「いや、これは普通だろう。魔物自体は弱い、数も決して多くは無い」ルスランが返事をする。
「やだ、また出て来た!」馬車の前に、変な大きな虫みたいな魔物が出て来た。
ルスラン達が戦いに向かう。馬車での移動中、魔物に襲われたらどうするか。
馬車の中に隠れて余計な攻撃を受けないようにして、回復魔法をとにかくかける。

「うげっ」魔物が馬車を襲ってきた!
突然の事に固まっていたらルスランが魔物を切り捨ててくれた。
「大丈夫か?」とルスランが私を心配そうな顔で見…その顔に一瞬見とれる。
その顔だけで、ご飯三杯いけます。

そんなこんなで、メルクに到着した。
ルスラン、デュエル、私の3人は教えられた魔導士の家に向かう。
ホークは「メルクにはパフパフという得も言われぬ極楽があるらしい」と言ってどこかに消えていった。
ルスランとデュエルが悔しそうな顔をしている。パフパフ?

私達は魔導士に3日間弟子入りした。高い受講料を払った後の3日間の滝行、座学、実学、魔導士の家の拭き掃除を乗り越えて、移動魔法ルーラを覚えた。
今のところは使えるのは私だけである。
ルスランとデュエルも魔力が上がれば使えるようになるらしい。

ルスランとデュエルが嫌がるホークを捕まえて来た。
「もう少し頑張ればパフパフしてくれるとこだったのに!」と叫ぶホークに、道を歩くお姉さま達が冷たい視線を投げかける。
すごく香水臭い…と言ったら彼らが気まずい顔をした。
全員揃ったところで馬車にのり、移動魔法を唱える。まずはコルドだ。
次の瞬間にはコルドについていた。
コルドで食料品の補充をした後に、北西の廃墟に向かう。
魔物が多い。弱い魔物でも次々と襲ってきたらうざい。
往復1日の日程にも関わらず薬草が底を付きそうになった。
某RPGでは絶対に欠かせないエピソードを盛り込みました。
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