水前寺清子「がまだしなっせ」震災復興「365ほでダメでも さらにすすもう いっぽずつ」

2017年4月14日5時50分  スポーツ報知
  • 3月の復興イベントで子供たちと歌う水前寺清子

 熊本市出身の歌手・水前寺清子(71)がこのほどスポーツ報知のインタビューに応じ、熊本地震の復興への思いを語った。

 1年前。地元の名所・水前寺成趣園と武将・加藤清正から芸名を付けたほど愛する故郷を大地震が襲った。幼少期によく遊んだ熊本城は、いまだに石垣が無残に崩壊したまま。「熊本は私の誇り。一日も早く昔の姿に戻ってほしい」と願う。

 昨年11月には米ニューヨークで震災復興支援ライブを行い、自身の代表曲「三百六十五歩のマーチ」を現地のファンと日本語で大合唱した。同ライブ会場や自宅のある東京・桜新町などで集められた義援金を熊本に届けてきた。「陰ながらみんな応援してくれるのを微力ながら届ける役割。これからも続けたい」

 昨年10月に同県が公開した復興応援動画「フレフレくまもと!」に出演。「―マーチ」に合わせ、高良健吾、スザンヌら熊本出身の著名人と県民ら約900人が被災地を背景に歌とダンスを披露している。震災から365日。2番では歌詞を変えて「365ほでダメでも さらにすすもう いっぽずつ」と地道に逆境に立ち向かう人々を鼓舞。最後の歌詞「うつむくなわらえ」を合言葉に、水前寺は「がまだしなっせ(頑張ろう)」と復興を呼び掛けた。(星野 浩司)

 ◆フレフレくまもと!(2番)

 くまもとの あしたへつづく みちをあなたは あるいてく
 365ほでダメでも さらにすすもう いっぽずつ
 じんせいは ワンツーパンチ くじけぬすがたは うつくしい
 おもいでつまったふるさとが ふたたびかがやくそのひまで
 うでをふってあしをあげてワンツーワンツー うつむくなわらえ
 うでをふってあしをあげてワンツーワンツー
 やすまないであるけ うつむくなわらえ

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