「呼吸が浅い」は損してる?
皆さんは「健康法」と言う言葉を聞いて何が思い浮ぶだろうか?
運動・入浴・食事、中には「ペットに癒される事が一番」と言う方もいらっしゃることだと思う。
もちろんこれらの「健康法」、特にメンタル的な改善・向上に主眼を置いた健康法というのは人それぞれであり、その人の好み、そして周囲の環境に合ったものを選べばいい。
だが私はあえて「呼吸」をオススメしたい。
なぜ「呼吸」なのか?
そもそも呼吸とは「息をする」事であり、「生きる」の語源とも言われる。
そして、私達が「生きている限り息をする」のは当然であり、呼吸は生命活動の象徴とも捉えることが出来る。
そんな重要な「呼吸」なのだが、私が注目したのは「無意識」に「常に」行われるという事である。
この意識・努力せずに行われる呼吸を「健康法」として日々の生活に取り入れる事ができたら素晴らしいことではないだろうか。
もちろん巷には、〇〇式と言われる様々な呼吸法が紹介されているが、何も難しく考える必要はない。
元々、無意識に行っている「呼吸」であるから、意識するのはただ一つ。
「これまでより深く息をする」ことだけである。
誰でも経験があると思うが、緊張状態が続き疲労してくると「無意識」に大きな「深い」ため息を着くではないか。
そして、この時の呼吸は「腹式の深呼吸」である。
よって、ほんの少しだけ意識してやれば、あとは体が勝手に調整してくれる。
難しく考える事は一つもないのである。
逆にあれこれ考えると、体が硬直し更に呼吸が浅くなる。
まして難しいものは「長続き」しないし、これに着目した意味が無い。
継続してこその「呼吸」健康法である。
深い呼吸がメンタル改善のカギ!
深い呼吸とメンタル改善の間には何の関係性があるのだろうか?
その答えは自律神経にある。
自律神経とは自身の意思とは関係なく、私達の心と体を健全に保つ為に日々働きつづけている。
大まかな働きとしては、正反対の働きをする「交感神経」と「副交感神経」のバランスを細かく調整し、緊張・活動時もしくは睡眠時などの様々なシュチュエーション毎に、最適な心と体の状態を作り出している。
そんな自律神経だがそのバランスが崩れた時、自律神経の失調に伴う「うつ病」「不眠症」他、さまざまな精神疾患を引き起こす要因となる。
よって自立神経を正常に保とうという事になるのだが、読んで字のごとく「自立している神経」故に、外部からのコントロールは非常に困難を伴う。
そこで「呼吸」の出番だ。
呼吸こそが、自身の意識と自律神経の両面からコントロールすることが出来る唯一の方法なのだ。
もう少しかみ砕いて言うと、ほんの少しだけ意思を働かせて深い呼吸をすれば、結果として自律神経が整い、そしてメンタル的な問題も改善していくという事なのだ。
しかも冒頭で述べたとおり、「呼吸」は生きている間中ずっと行うものであるから、習慣として深い呼吸さえ身につけば、その効果も永遠に続くこととなる。
《最後に》
題記の「呼吸が浅いは損!」の意図がお分かり頂けたであろうか。
ほんの少しの意思(努力)で永遠の効果。
こんな素晴らしい「呼吸」に着目しない手はないではありませんか。
「心が軽くなる呼吸法」早速はじめてみませんか。
ーENDー
《関連記事》