卓球アジア選手権 平野が世界ランク1位に勝ち準決勝へ

卓球アジア選手権 平野が世界ランク1位に勝ち準決勝へ
中国で開かれている、卓球のアジア選手権で平野美宇選手が女子シングルスの準々決勝に臨み、世界ランキング1位の中国の丁寧選手に勝って17歳の誕生日を、みずから祝福しました。
卓球のアジア選手権は、ほぼ2年に1回開かれている大会で、世界ランキング11位の平野選手は女子シングルスの準々決勝で、リオデジャネイロオリンピックの金メダリストで、世界ランキング1位の中国の丁寧選手と対戦しました。

平野選手は先に2ゲームを奪われ、あとがなくなりましたが、その後、2ゲームを奪い返して追いつき、最終の第5ゲームは12対10で競り勝って、ゲームカウント3対2で逆転勝ちしました。

平野選手は4月14日が17歳の誕生日で、強豪からの勝利で、みずからを祝福しました。

女子シングルスには日本から5人が出場しましたが、平野選手のみが勝ち残っていて、日本勢として1996年の小山ちれ選手以来、10大会ぶりの優勝を目指し、15日、準決勝と決勝に臨みます。

平野選手は「丁寧選手からは、今まで1ゲームも取ったことがなく、組み合わせが決まったときから『きょうが最後だ』と思っていたので、勝てて、すごく驚いたし、うれしい。華のセブンティーンで、最高の誕生日になった」と笑顔で話していました。

また、平野選手の勝利について、ライバルで同学年の伊藤美誠選手はツイッターで、祝福する拍手の絵文字を入れながら、「わぁ、すごい自分への最高の誕生日プレゼント。おめでとう」と、お祝いのコメントを出していました。