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【プロ野球】

内海、自己ワースト4被弾 自信のカットボール打たれ動揺

2017年4月13日 紙面から

◇広島9−5巨人

 ピンポン球のように飛んでいく打球を見つめるしかなかった。巨人・内海が自己ワーストの被本塁打4で3イニング6失点KO。広島の連勝街道に光を照らす背信投球を演じた。

 自信を持った一球を放り込まれたからショックは大きい。2回。先頭の新井に今季導入したカットボールを投げた。狙い通りの内角低め。コースは間違いない。なのに、ジャストミートされた。弾丸ライナーの白球は左翼席に突き刺さった。

 なぜ、打たれたのか。左腕は動揺した。「自分の中でパニックというか。切り替えなくちゃいけないとは思っていたんですけど…」

 オープン戦から手応えを感じていた新球だけに、立ち直れない。1死からエルドレッドにスライダーを左中間スタンドに放り込まれた。

 3回、さらに傷口を拡げた。またも新井に3ランを、エルドレッドにはソロを献上。両長距離砲の餌食になった。指揮官も「まあ、ちょっとね。見た通りとしか言いようがない」と語った。

 チームとして粘りは見せた。5回に村田が13年ぶりとなる代打本塁打。追い上げムードの3点弾で2点差に追い上げた。そのまま三塁を守らせてマギーを二塁へ移す重量打線へスイッチもした。

 だが、8回にルーキー谷岡と山口鉄の継投で2失点してジ・エンド。コイの勢いに完全にのみ込まれて、最大5つあった貯金も3連敗で残り2つとなった。 (川本光憲)

 

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