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【プロ野球】

新井、エルドが2打席連発競演 広島9連勝

2017年4月13日 紙面から

巨人−広島 3回表1死一、三塁、2打席連続の決勝3点本塁打を放ち生還した新井(右端)=東京ドームで(堀内翔撮影)

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◇広島9−5巨人

 広島が9連勝を飾った。0−2の2回に新井とエルドレッドのソロで追い付き、続く3回にも新井が3ラン、エルドレッドがソロを放って勝ち越した。新人の床田は7イニング5失点でプロ初勝利。巨人は内海が序盤で崩れて3連敗を喫した。

 フォロースルーの姿勢のまま打球の行方を見届けた。2−2の3回1死一、三塁。広島・新井の2打席連続弾は、オレンジに染まる右翼席へ飛び込んだ。3号3ランでチームを9連勝に導いた。

 「しっかり下半身で打てた。基本は真っすぐを打つことが大事。(仲間が)チャンスをつくってくれたので、返すことができて良かった」

 2点を追う2回には内角低めのカットボールをすくい上げ、左翼席へ2号ソロ。「(先取点を)取られた後の回だったので、ホームランになって良かった」。前日11日は今季初めてスタメンを外れて、休養は十分。ルーキー床田を勇気づける2号ソロだった。

 2打席連発は13年5月7日の巨人戦(東京ドーム)以来。この2本で歴代26位の通算2120安打。広島OBの前田智徳さんを超え、中日の小笠原2軍監督と肩を並べた。「いまいちピンと来ないな。すごい人ばかりで…」。恐縮しきりの新井も堂々のレジェンドだ。

 「新井サンとカントリー(エルドレッド)が目の覚めるような一撃を見せてくれた。さすが。ビックリした」。ベテラン2人の活躍に緒方監督も最敬礼だ。これでチームは1分けを挟んで9連勝。開幕から4カード連続の勝ち越しは84年の6カード、87年の4カードに次いで30年ぶり3度目だ。「みんな自分の役割を果たして、いい感じでつながっていると思う」と新井。王者が記録的な強さで首位を突っ走る。 (杉原史恭)

 

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