蹴球探訪
異端のレジェンド 土屋征夫 41歳9カ月“J1最年長出場”(5月25日)
【ドラニュース】平田、愛の援護弾2017年4月14日 紙面から
◆ヤクルト3−2中日 カクテル光線に照らされ、痛快なスイングが映える。平田が仕留めた。先頭の2回。ヤクルトの先発・ブキャナンが2球目に投じた高めのツーシームをとらえると、白球は夜空を高く舞いながら左翼席へ。「思い切り振れて良かったです」。8試合ぶりの今季2号ソロでチームに先制をもたらした。 生きたのは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での経験。新加入で初対戦の米国人右腕を向き合い「WBCで戦った投手に似ている。速く細かく球を動かす」とイメージを膨らませた。初球はフルスイングで空振り。直後に少し甘くなったところを確実に対応し、侍戦士としての威厳を見せた。 同じく先頭打者だった6回にも、2ボールから左翼線への二塁打で好機を演出。今季4度目のマルチを記録した。「しっかりボールを見ることができていた」とうなずく通り、第2、4打席は四球を選んで全打席出塁。ゲレーロ不在のクリーンアップを引っ張った。 「右腕」と「外国人」。今季の背番号6は、この2つのキーワードにめっぽう強い。対左が11打数1安打に対し、対右は33打数12安打と堂々たる数字。加えて助っ人との対戦も11打数6安打と抜群で、世界レベルを肌で感じてきた“国際派打者”は頼もしい。 PR情報 |