【ワシントン=大木聖馬】米フロリダ州で6〜7日に行われた米中首脳会談で、トランプ米大統領が米軍によるシリアへのミサイル攻撃を中国の習近平シージンピン国家主席に伝えた際、習氏が10秒間沈黙した後、通訳に「もう一度言ってほしい」と聞き返していたことがわかった。

 12日に放映された米FOXテレビとのインタビューで、トランプ氏が明かした。

 それによると、習氏にシリア攻撃を伝えたのは、大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」の夕食会の終盤で、「最高のチョコレートケーキ」を食べている時だった。米軍幹部から報告を受けたトランプ氏は、習氏に「たった今、59発の巡航ミサイルをシリアへ発射した。あなたに知らせたかった」と伝えた。習氏は「OKだ」と答えたという。