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 内戦が続くシリアでの化学兵器使用疑惑をめぐり、トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領が13日、電話会談し、化学兵器禁止機関(OPCW)の事実解明調査を支援することで合意した。アナトリア通信が報じた。

 この疑惑をめぐっては、国連安全保障理事会で12日、アサド政権にOPCWの調査への全面協力を求める決議案の採決が行われたが、同政権を支援するロシアが拒否権を行使して廃案になった。拒否権行使で国際社会の批判を受けるロシアは、友好関係を保つトルコの協力を得て、批判を避ける狙いとみられる。

 一方、シリアのアサド大統領は12日、AFP通信とのインタビューで、米国がアサド政権軍の化学兵器使用を断定し、シリア時間の7日未明に政権軍の空軍基地をミサイル攻撃したことについて、「米国を中心とする西側はテロリストと手を組んでおり、攻撃の口実を作るために話をでっちあげた」と使用を否定した。

 また、OPCWの調査の受け入…

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