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 安倍晋三首相の妻昭恵氏が昨夏の参院選で自民、公明両党の候補者の応援に行った際、首相夫人付の政府職員が少なくとも13回同行していた。政府が14日、閣議決定した答弁書などでわかった。民進党の宮崎岳志衆院議員の質問主意書に答えた。

 これまでの国会審議などで、昭恵氏の候補者応援に政府職員が3回同行していたことを認めていたが、さらに10回増えた。同行理由については、昭恵氏と国の機関との連絡調整のためだったと説明。「夫人の私的な行為に対する支援が行われたものではない。国家公務員法の規定に定める政治的行為の制限に十分留意していた」とした。

 職員同行が明らかになった昭恵氏の選挙応援の日にち、場所、候補者は次の通り。

 6月24日・愛媛県 山本順三氏▽同月26日・福岡県 自見英子氏▽同月27日・千葉県 元栄太一郎氏▽同月28日・岡山県 小野田紀美氏▽7月3日・東京都 朝日健太郎氏▽同月3日・兵庫県 伊藤孝江氏▽同月4日・新潟県 中原八一氏▽同月5日・福島県 岩城光英氏▽同月6日・大分県 古庄玄知氏▽同月7日・青森県 山崎力氏▽同月8日・三重県 山本佐知子氏▽同月8日・山梨県 高野剛氏▽同月9日・沖縄県 島尻安伊子氏