こんにちは、宮森です。
先日、私の人生相談を受けた方が20代前半の主婦の方だったんですが、これからネットを使って在宅勤務でお金を稼ごうとしている人でした。
しかし、やることは分かっているのにナカナカ仕事に手が伸びない。モチベーションが上がらないことに悩んでいました。
主婦なので毎日、家事全般を行わないといけないですし、その方は生活のために他の仕事もしています。あと、英会話の関心が強いようで英語の勉強もしているそうです。
ネットで在宅勤務をしようとおもった理由が「旦那がもし転勤になった時も対応できるように、場所を選ばずにお金を稼げるから。」、「将来、子供が生まれた時のために貯金をしておきたい」の2点。
すごくごもっともな理由です。
ですが、私はそれを聴いてすぐに、「それではナカナカやる気が出ないだろうな」と感じたのです。
なぜかと言いますと。
人間は自己中心的な生き物。綺麗事ではモチベーションが上がらない。
人間の本質というのは極めて自己中心的な生き物なんです。
「世界平和を実現したい!」と活動している人も人前ではそう言ってますが、必ず自分の中で強烈な「承認欲求」を持っています。
たくさんの人から認められたいとか、名誉が欲しいとか。
あのマザーテレサだって承認欲求は持っていたことでしょう。むしろ、あれだけ世界的に有名になった人なので、彼女は恐ろしいほどの承認欲求の持ち主だったと言えます。
その強烈な欲求こそが一番の仕事の原動力になるんです。
ですから、「誰かのため」ではなく、「自分のため」の目的がまず根底にないと人間のモチベーションは上がらないということです。
今回の依頼者も「旦那のため」、「子供のため」が強くて肝心の「自分のため」が抜けていました。
綺麗な目的はすごく大事ですが、そのためには自分のための「本音の目的」が必要なんです。
不純な動機であるほど、モチベーションが上がりやる気が出る。
驚く人も多いかもしれませんが、目的を設定する上で不純な動機であるほどやる気が出ます。
ぼくの友人、知人でも「もっとモテたいんだ!」「お金が好き!」、「名誉が欲しい!」と他人に言うのも恥ずかしい動機をはっきり言える人ほど仕事へのパワーがもの凄くて、結果もそれに比例しています。
ちなみに、私の場合の不純な動機は「情熱大陸に出たい!」です。笑
「情熱大陸なんて崇高な番組、出たいヤツが出るモノじゃないだろ!」とよくツッコまれますが、出たいから仕方ない。
昨日も情熱大陸を3回動画で見ました。それくらい好きな番組なのです。
っで、今回の依頼者の主婦の方に「誰かのためではなく自分のための目的を教えてください」と質問したところ、「実はわたし、人に尊敬されたいんです。特に同年代から。」と答えが返ってきました。
ぼくはそれを聴いて「それです!それがあなたの仕事の源になります!」と即答しました。
「人から尊敬されたいんだ!」なんて他人に言うととても恥ずかしいことじゃないですか。笑
人によっては「何て偉そうな人なの?」と思う人もいるでしょう。
しかし、そんな綺麗事では収まり切らない「不純な動機 」だからこそ、人はそれを「叶えてみたい!」と強くおもえるようになるんですよ。
人間ってそんなゲスい部分がないと駄目なんです。
実際に今回の主婦の方は、「私は人から尊敬されたい人間だったんだ」という欲求を思い出してから、仕事へのやる気がもの凄く上がって、相談が終わったあとすぐに具体的な行動を起こしていましたよ。
綺麗事だけで、やる気は成立しない。あなたの不純な動機を思い出せ!
綺麗事だけで、人って動けないんです。
私も「寛容な社会を作りたい」という綺麗事のような野望があります。
しかし、それを実現するためには常に「自分のため」という承認欲求を満たし続けていかないと辿り着けないとおもっています。
今、仕事のモチベーションが上がらなくて、やる気が出ないと悩んでる人はぜひ、自分の「不純な動機」を持ってください。
大勢の人から認められたい、異性からモテたい、お金持ちになりたいなどきっとあなたが元々持っていた根源的な動機があり、今やる気がでないのはそれを忘れてしまってただけなんです。
社会人は「他人のため」とつい自己犠牲的になりがちですが、まずは「自分のため」の欲求を満たすことに集中してください。
そうすることで、仕事のモチベーションが上がり、結果がついてきて、他人のためにも働けるようになるのです。
他人を満たすためには、まず自分を満たすことが必要なんですよ。
口を酸っぱくして言わせていただきます。不純な動機を持ってください。
それでも、仕事のやる気がでないと悩んでる人はぼくの人生相談まで。
それでは今日はここまでです。
わっしょい!