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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「教育を考える会」報告 [2010年08月25日(Wed)]
 第一報告は丸山智也「ひかりの子ホーム」の取り組みであった。現行の大規模養護施設と個人の里親制度の中間に位置する小規模住宅型児童養育事業(ファミリーホーム)である。激変する社会のニーズを踏まえた埼玉県初の事業である。報告を受け、養護施設長も里親会会長も小・中・高の教職経験者も経験と知恵を尽くしてより良い方向を探った。課題は重い。心配は多い。しかし、成果も明白である。

 青葉学園長の神戸信行氏は30年にわたる現場経験、福島大学はじめ多くの大学・専門学校講師、厚労省管下福祉関係で活躍している。毎日新聞「虐待の連鎖」で貴重な提言をしている。物知りどまりでない。実践に裏付けられた理論を持つ。25年も前に虐待問題を取り上げ、問題提起をした最初の人でもある。里親30年の丸山雅子氏は30人にも及ぶ里子をて育てながら子どもの不幸、社会の矛盾に対峙してきた。川口市の第一回社会福祉賞の受賞者でもある。活動は雑誌・テレビでも紹介されている。


 小貫(越谷南高・倫理社会)は「高校の生徒指導」について触れた。 宮崎(上青木中・数学) 山崎(神根中・国語) 高梨(茶人)などが各専門分野から貴重な発言をした。森(ギタリスト)は間髪をいれず鋭い質問をして、会議をもりあげた。集う人数は少なかったが学びは深かった。 
 

 第二報告は脳科学関連、閑野忍氏(鷲宮高校・書道)は「感性・脳科学における書道教育」を報告した。21年度 全国高等学校書道教育研究会で発表したものである。手本あり・手本なし、行書の形臨・背臨、女手の形臨・背臨、紙筆による感情表現など、森教授研究室と連携し、「脳と書道教育」の研究報告をした。書道の重要性は明白、しかし学校や社会の取り組みに問題山積。「書」の文化が危機に瀕しているという。桑原の「脳科学と教育」は3時間、前半・後半に分けて提案した。
 「脳科学と水泳」「脳科学と陸上競技」「脳科学と剣道」などスポーツ界は動きが速い。真剣勝負の世界に身を置いているからであろうか。

 角田芳子氏(聖学院小)は著書を紹介した。共同執筆である。執筆者は角田氏はじめ川田殖(元恵泉女子大学長) 安積力也(キリスト教独立学園長) 内田文二(鈴木接点工業)など本会の講師・協力者であった。川田・安積両氏はNHK第3チャンネルで何回も報道されている。角田氏の実践も紹介されている。


(続き) 桑原報告 「脳科学と教育」は次回です。
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