自分の考え方を変える!
「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」
( カナダ出身精神科医・エリックバーン氏の言葉より)
「何なんだあいつは!」
「あいつさえ居なければ!」
皆さんは日々、職場そして家庭生活の色んな場面で「他人」の言動に心をかき乱され、そして自分を消耗させてはいないだろうか?
かく言う私も10年来の「うつ病・パニック障害・適応障害」で、これらのメンタル的な問題を抱えるずっと以前から「些細な他人の言動」に過度に反応してしまいメンタルダウンを繰り返してきた。
そして今は止めたものの「アルコール依存症」になるまで酒を飲み続けた「過去」がある。
しかし、元々のメンタル的な弱さは今も何ら変わっていないから「この先お酒を止め続けることできるか?」と考えた時には疑問符が残りこの先は危うい。
そうなのだ。
「元々の考え方・受け取り方の癖」を直さない限りメンタル的な問題は払拭できない。
もちろん、一時的には抗うつ薬・精神安定剤、他の薬で「ごまかす事」は出来るだろうが、根本的な解決にはならないのだ。
そこで題記の「自分の考え方を変える!」を今一度実践してみようと思う。
認知の歪み
ここでは私が「メンタル改善」に向け、今の私の「受け取り方のクセ」を変えるべく、日々読み返している著書より、「認知の歪み」のパターンを紹介させて頂きたい。
デビット・D・バーンズ博士の著書より引用
10種類の認知の歪み
1.全て無か思考
(白か黒か・勝ちか負けか、中間のない極端な思考)
2.過度の一般化
(一度の失敗をその後の全ての事に結びつける予期不安的な思考)
3.心のフィルター
( 出来事全てを悪い方向に捉える、うつ病特有の思考)
4.拡大解釈と過小評価
(悪い出来事は大きく捉えるも、良い出来事は些細な事と考えてしまう)
5.感情的な決め付け
(自分のその時の感情次第で物事を判断する 例=「あの人は私をイライラさせるから価値の無いダメな人」
6.マイナス化思考
(本人にとってプラスでもマイナスでもない、中立的な事柄を自己否定的/自己嫌悪的に捉える思考)
7.結論の飛躍
(すぐに現実とは異なる、絶望的な結論を出してしまう)
8.~すべき思考
(何をするにも「~すべき」と過度に自分を追い詰める)
9.レッテル貼り
(根拠の無い自己破壊的な思考 例=「自分はダメな人間だ」)
10.個人化
(不利益・損失が起こった全ての原因は全て自分にあると、必要以上に罪悪感に陥る思考)
注:( )内は私の個人的主観を付け加えてあります
自分に当てはまる項目は幾つ?
皆さんは上に挙げた「認知の歪みパターン」のうち、幾つが当てはまるだろうか?
ちなみに私の場合は残念ながら粗全ての項目に思い当たる節があった。
しかし、今の私は悲観しない。
冒頭でも述べたが
「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」
この言葉を信じ、そして新たな自分と未来を創っていこうと思う。
それにはまず「考え方を変える」こと。
さあ、新しい自分探しの旅へ出発だ!
ーENDー
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