脳科学ブログ（教育への架橋）

IAD（インターネット・ゲーム中毒）国際シンポジューム�A
　あいさつに立った森博士は次のように語った。
The word game brain is given to the world and ten years have passed since the publicasion of my book with the same title . The person who does the computer game for a long time ,or habitually,has decreased working of the prefrontal area of the brain.
　ゲーム・インターネット・ゲームの問題点を提起した。脳が
やられているという。日本だけではない。韓国も中国も大変な
状況だと言う。放置できない世界的な問題、海外の科学者と共
同研究する第一歩だという。


　休憩時間芝生で散策する2人の学者に会った。中国科学院Hao
Lei博士とボン大学Christian Montag博士である。「頑張って
下さい。世界に貢献して下さい」と言いながら写真を撮らせて
もらった。

30代後半の若手研究者、期待の星である。世界は彼らによって
リードされる。学者にとって30代は“Golden Age”である。


脳の働きは色々な方法によって測定される。血流・酸素消費・
脳波・電磁波などである。森博士は脳波で研究してきたという
。α波・β波・δ波・Θ波である。中でも特にα波・β波の動きを
１２８チャンネルで捉え解析したという。

“Normal-Brain Type”　“Visual-Brain Type” の動き


“Geme-Brain Type”　“Visual-Brain Type” の比較、ゲームを
始めると活動波であるβ波が急落しα波の下まで落ちるという。
ゲームを止めると元に戻る。それが“Visual-Brain Type”、元に
戻らないのが “Geme-Brain Type”であるという。
大変なことである。　

活動を調べるにはβ波が便利である。Open eyes・β-wive例、
脳波を視覚化した例である。
活性度の順は　Rest（休息）・・・Arm eｘercise（腕だけ動か
す）・・・Imaging（イメージしながら動かす）・・・Doing（
実際に動かす）である。実際動かせなくてもイメージすることで
活性化する。教育にとって重要な知見である。

学力をつける3要素は、「イメージ・アレゴリズム・トレニング」
であると私は言ってきたが、この実験は動かし難い脳科学的な例
証である。


インターネット中毒（IAD）になるとFAが著しく低下する。白質
統合性に異常がでている。薬物乱用症候群とも重なる。場所は脳
梁や眼窩前頭野など・・・。だとすると記憶・左右脳の連携・思
いやりなどに問題がでるだろう。
Hao Loi博士の更なる研究を期待している。

研究の一部の紹介です。世界がどのように動いているかお伝えし
たい。読者の皆さんに知ってもらいたい。特に教育・子育てに関
係している教育関係者の皆さんに知ってもらいたいのです。