千葉の女児殺害 近所の46歳男を逮捕 遺体遺棄容疑

千葉の女児殺害 近所の46歳男を逮捕 遺体遺棄容疑
k10010948111_201704140903_201704140904.mp4
先月26日、千葉県我孫子市の排水路脇でベトナム国籍の小学3年生の女の子が殺害されているのが見つかった事件で、警察は、近くに住む46歳の男を遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。男は女の子が通っていた小学校の保護者で作る会の会長を務めていたこともあり、警察は、事件のいきさつなどを詳しく調べる方針です。
逮捕されたのは、千葉県松戸市六実に住む自称、不動産賃貸業、渋谷恭正容疑者(46)です。

この事件は、先月26日、千葉県我孫子市北新田の排水路脇の草むらで、松戸市に住む小学3年生でベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が首を絞められて殺害されているのが見つかったもので、警察は殺人と遺体を遺棄した疑いで捜査を進めていました。

その結果、現場の遺留物のDNAの型が渋谷容疑者のものと一致したことなどから、遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。

千葉県の松戸市教育委員会によりますと、逮捕された渋谷容疑者は、女の子が通っていた松戸市の六実第二小学校の保護者で作る会の会長を務めていたこともあったということです。

これまでの調べで、女の子は、遺体で見つかる2日前の先月24日に登校するため自宅を出たあと行方がわからなくなり、遺体の発見現場からおよそ20キロ離れた利根川の河川敷では、女の子のランドセルや身につけていたと見られる衣服などが見つかっていました。

警察は取り調べを進め、女の子との面識の有無や、事件のいきさつなどを詳しく調べる方針です。

男は黙って車に乗り込む

14日午前8時ごろ、容疑者と見られる男が捜査員に腕をつかまれて警察の車に乗せられました。男は騒ぐ様子などはなく、黙って車に乗り込んでいました。その後、捜査員が男のものと見られる軽自動車を調べたあと、銀色のシートをかけてレッカー車で運んで行きました。

現場は、東武野田線の六実駅前にあるマンションで、近所の人や駅を利用する人たちが心配そうに様子を見ていました。

容疑者の自宅は女児の自宅から約300m

渋谷容疑者の自宅は東武野田線の六実駅の前にあり、女の子の自宅からの距離は、野田線の線路を挟んでおよそ300メートルです。