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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳科学の知見メモ@ [2012年07月11日(Wed)]
脳科学知見メモを順次掲載します。

 このメモは著明な脳科学者である澤口先生・有田先生、森先生、茂
木先生・池谷先生・加藤先生などの著作から抜粋したメモです。
いずれも貴重な内容です。先生方、有難うございました。

実践家の皆さん是非活用して下さい。お役に立てて下さい。日本の教
育を一歩でも前進させて下さい。

揺るぎない教育を生み出すためです。子どもたちを幸せにするためで
す。余りにも不幸なことが多すぎます。(桑原清四郎)

・21世紀は社会生物学と脳科学の2大科学に統合されるだろう。
・脳は中枢神経のうち、神経細胞が表面に集まった部分である。最初
 脳室に面して増えた神経細胞がこんどは移動して脳の表面の方に
 集中する。
・ニューロンは大脳で200億、脳全体で1000億ほどある。
・感覚→介在ニューロン→運動
・機能と構造は一致する。進化的に似た機能を追求すると同じような
 構造になる。
・活動電位・・ニューロンで1000分の一から1000分の二秒間
 隔にNAイオンになる。
・異なる伝達物質受容体が異なった機能、心の働きとなる。
・セロトニン(伝達物質)とその受容体は「幸福感」と密接に関係す
 る。多いと「幸福 感・安心感」を、不足すると不安感・絶望感が
 生まれる。サルでも不足すると子サルを邪険にする。
・大脳辺縁系は感情の座である。
・幸福感は至近要因(セロトニンー脳科学)・中間要因・究極要因
 (進化要因ー社会生物学)による。
・幸福感も遺伝する。幸福感をもつ80%は結婚している。ぼろを着
 てても心は錦、幸福は環境よりも遺伝。幸福は金で買えない。
・結婚は幸福剤である。進化生態学的にも脳科学的にも結婚して幸福
 になるようになっている。
・「もてたい」と思うのは、当然な脳の働きである。
・PQは未来志向的である。
・嗅覚だけは大脳に直接入ってくる。性とも直結する。感覚情報は視
 床→大脳・いい男はいい香りを出す。フェロモンを多く出す。
・ホルモンシャワーを浴びて始めて男性になる。なければ女性になる
 。原型は女である。
・脳にも性差がある。視床下部は男性がより大きく発達、性行動が活
 発。脳梁は女性が 大きい。左右脳の使い分けがうまい。言語脳は
 女性が2倍、数学は男子が得意である。
・性関係能力は思春期が大事、性ホルモン受容体が豊富に作られる。
・同性愛遺伝子はゲノムでわかる。
・胎児期が重要。決定的に大事である。
・「心の理論」人間の心の中心的働き、PQの働きのことPQは脳の3
 0%を占める。
・「教育とはすべて脳教育」といって良いくらいである。教育界は馬
 耳東風、笛吹けど踊らずである。教育関係の方々や組織には一向に
 届かない。
・社会性・人間性の育成が最重要課題である。
・PQを発達させることが育児や教育の基本である。社会性の未熟・幼
 児化現象・勝手なふるまい・無計画で刹那的な生活が増えている。
・戦後教育は行動主義「飴と鞭・報酬と罰による行動コントロール」
 が主流であった。
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