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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「脳科学と教育」研究の願い [2012年02月02日(Thu)]
どなたか「脳科学の知見を生かした教育」を引き継いで下さい。
思いきって「研究メモ」を公表します。参考にして下さい。(桑原)

         思い・願い。そして希望
                     
              東本郷小学校長 桑原 清四郎

 平成18年1月28日、脳科学の知見を生かした「心の教育」自主研究発表会を開催しました。470人もの人々が集まるなんて夢にも思いませんでした。あの日からもうまもなく5ヶ月たちました。全学級の公開授業後、森教授の講演に聞き入る皆さんの真剣なまなざしを見ながら、この思いを無にできないと思いました。
 講演が終ったあと、「この講演を無にしない。この場で、皆さんに提案したい。『脳科学と教育』の研究会を立ち上げようではありませんか。混乱に混乱を極める日本の教育、子どもの不幸にとどめを刺そうではありませんか。イデオロギーの対立を終わらせようではありませんか。職員間の対立を超克しようではありませんか。」と呼びかけました。
 社会の混乱は止まることがありません。板橋の事件、福岡の事件と目を被うような事件が続発しています。不幸なことであります。親も子も、教師も行政も有効な手が打てないでいます。漠然とした不安が世を覆っています。大多数の国民は不安に駆られています。親も教師も、どうにかしなければと思っています。しかし方向・方策が見いだせないでいるのです。
 文部科学省は動き出しました。中でも医学部系の脳科学者たちは必死になっています。毎月一回、全8回の情動の検討会を持ち、精力的に研究を行っています。5月には森教授も発表を行いました。森先生はますます忙しくなり、テレビ・新聞・講演と東奔西走、身の休まることがない状況になりました。今日講演頂く高橋教授も全国をまたにかけて活動しています。金子教授も臨床美術をもって大活躍です。
 私も文部科学省の研究会に参加したり、理化学研究所を訪問したり論文を読んだり目が回るような日々を過ごしています。私たち現場の教師は、手をこまねいているわけにはいきません。何が何でも子どもの不幸にとどめを刺さなければなりません。イデオロギーの対立を超克しなければなりません。教職員間の対立を終わらせなければなりません。
 脳科学の知見を教育に生かす。これ以上に確実で有効な方策が一体あるのでしょうか。私たちは今日ここに、「埼玉 感性・脳科学教育研究会を発足させることになりました。森教授(今日は大阪で講演)に顧問をお願いしました。高橋先生には講演して頂きます。取りあえず関根・南・桑原が世話人、清川が事務局を担当します。
 参加された皆さんとともに、ささやかな一歩、しかし大事大事な一歩を踏み出したくあります。宜しくお願いいたします。

「埼玉感性・脳科学教育研究会」発足の呼びかけです。
第一回が18年5月、昨年10月第36回を開催した。
ささやかでも「継続は力」です。脳科学の知見を生かした教育の進展を
信じて歩んでいます。次回は3月31日(土)
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