どうもほそめパパです。
今回はツムツムのハートの自動送信について解説します。
自動送信について
「してみたいけどやり方がわからない。」
「作ったけど思い通りに動いてくれない。」
「処理の内容が知りたい。」
このような方へ向けての説明になります。
ハート交換グルに自動でやっている人がいてやってみたいけど何から始めたらいいかわからず、周りに聞けそうな人もいない。
ハート交換グルに参加してノルマを上げていくとハートの送信に時間が結構取られてしまい自動化できるのであればやってみたい。
私はこんな思いからネットで自動送信のやり方を調べて自動送信を作ってみました。
いざ動かしてみると思い通りに動いてくれません。
・スクロールがどんどんズレる
・ハートのタップがうまくいかない
・勝手にLINEの知り合いを紹介をしてる
同じような問題で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
私はある自動送信の勉強部屋と出会い画像認識のやり方、あらゆる問題への対策を教えて頂きました。
説明する手順は何度も改良を重ねこれらの問題が起きないようになっています。
自動送信プログラムを作り始めると早く完成させたいと焦ってしまいます。
焦る気持ちもわかりますが、まずはどのような操作をして実現しようとしているか理解する必要があります。
それと予定している動きと違った場合、問題となる原因を見つけることが大事です。問題となる原因がわかれば必ず解決する方法があります。
自動送信をする為には覚えることがたくさんあるので作るまでに時間が掛かってしまいます。遠回りしているように思えますが、自動送信できているものを見て理解しながら作るのが一番の近道です。
それではハートの自動送信で送信漏れがでない確実な方法をお教えします。
もしわからない事があればコメントに質問を書いてください。
自動送信とは?
「ハートの自動送信とは何?」という方へ自動送信をする理由と自動送信の意味について説明します。
ご存知であればこの項目は読み飛ばして頂いて結構です。
ツムツムをやっているとハートとコイン不足に悩まされます。
特にツムツムをやり始めたばかりで周りにツムツムをやっている人がいなければハートの交換もできないのでハートが全然足りません。
まずはハートを増やす為にハートを交換したい人を探して増やすことから始めましょう。
ハートを交換したい人はネットの掲示板を通して探すことができます。お互いにハートを送り合うことでハート不足の悩みからはすぐに脱出できます。
個人的な交換よりも複数人のグループで活動している方が人も増えやすいしグループとしての管理がされているのでオススメです。
このようなグループは通称ハート交換グルと呼ばれています。
ツムツムのハート交換グルをネットの掲示板で探す方法、ルールについてはこちらで詳しく説明しています。
ハート交換グルに参加するとハートはすぐにカンストしますが、相変わらずコインが全然足りません。
グルのノルマを上げればコインは一気に稼ぐことができます。ハートを1時間以内に受け取ると200コインもらえます。
例えばノルマ10のグルに参加して300人のツム友さんがいるとします。
全て1時間以内に受け取った場合、単純計算で200コイン × 10個 × 300人で60万コインも1日で手に入ります。
実際にはノルマ以上に送ることが基本ルールなのでそれ以上になります。
コインが全然足りない人からすると夢のような話ですが、本当です。
こちらは私の今(2017/04/9時点)のツムツムの画面です。
ハート、コインともにカンストしています。
ツムはコンプリートしています。
コインは無課金で1億3000万程あります。
1日あたり100万どころか200万近く増やしている人もいます。
しかしノルマ10で300人に送るとなるとハートを送るだけでかなり時間が取られてしまいます。プライベートや仕事があるのでコインは欲しいけど、現実的にハートの送信を何時間もするのはかなり難しいです。
そこでハートの自動送信を使います。
ハートの自動送信とは自分でポチポチとハートの送信をしていた操作をスマホに教えて代わりにやってもらうことです。そうすると24時間フル稼働で送り続けることができるのでノルマ10どころか更に上を目指すこともできます。
ただしハートの自動送信はアプリのようなものがあるわけではなく、自分で作らないといけません。
Androidのスマホ、又はタブレットでは指示した通りに動いてくれるFRepというアプリがあります。iOSとパソコンでするやり方もありますが、ここではFRepを使っての解説になります。
FRepを使う為には少しのプログラムの知識とどのような機能があるか知らないと使えません。プログラムって何?という方でもわかるように説明します。
自動送信の準備
メインで使っているスマホと別にAndroidのスマホ、又はタブレットを用意します。ハート送信専用の端末として使うことでハート交換グルでは送信機と呼ばれています。
メインで使っているスマホはAndroidでもiOSでも構いません。私は今のメインのスマホではツムツムが遅いのでツムツムをする時は以前に使っていたiPhone5sを使っています。
ツムツムはLINEのアカウントのメールアドレスとパスワードを設定すれば複数の端末からデータを引き継いでゲームすることができます。ただしルビーはAndroidとiOSでは別管理になっており引き継げません。それと同時にはできないので同時にしようとすると片方が強制的にログオフになります。
では送信機はどうしてメインのスマホと別に用意する必要があるのか説明します。
送信機を別に用意する理由は2つあります。
メインのスマホは今まで通りに使う
送信機を別に用意する1つ目の理由は「24時間ハートの送信と受け取りを行うので他のことができなくなります。」
メインで使っているスマホは好きな時にネットを見たりゲームをしたりや電話を掛けます。
送信機を別に用意しておかないとハートの自動送信を中断しないといけません。それに電話の場合は自分が掛けなくても掛かってくることもあります。
このような理由から送信機をメインのスマホと別に用意する必要があります。
バッテリーと電波は大丈夫?
送信機を別に用意する2つ目の理由は「24時間ハートの送信と受け取りを行うのでバッテリーが切れないように充電しておくのと通信エラーにならないようにネットが常につながっている必要があります。」
普段使っているスマホと同じように持ち歩くとバッテリーの減りについてはモバイルバッテリーを持ち歩けば数時間はバッテリーが切れることがないでしょう。
でも電波は場所によるので電波が悪い所になると画面の動作が遅くなったり通信エラーを起こす可能性があります。
このような理由から自動送信をしている人の送信機は家で留守番しています。
手元に送信機がなければ自動送信が動いてるか止まってるかわからないので心配です。自動送信をするような高ノルマグルであればツムツムのLINE通知ONが必須になります。
ハートの受け取り側でLINEの受信がONになっていればLINEでハートを送ったことが確認できます。
家であれば常に充電しておくことでバッテリー切れを起こす心配がなく、Wi-Fi接続なら電波が途切れる心配もありません。
送信機として使えるスマホの基準は?
送信機として使う端末は以前に使っていたAndroidのスマホかタブレットがあれば大体使えます。送信機として使える基準は
「スクリーンショットがとれる」
「アプリのFRepが使える」
この2つです。
私はSamsung(docomo)のGalaxy S2という機種を使っています。2011年6月発売なので今から約6年前のとても新しいとはいえない機種ですが、問題なく使えています。
説明用の画像はHuawei(楽天モバイル)のhonor6plusという機種で新たに作っているのでGalaxy S2の画面イメージとは異なります。
自動送信を目指すのであれば専用の送信機となる端末を用意して下さい。使わなくなったAndroidの端末があれば良いですが、なければ買いましょう。
新しい機種ではなく中古でよければ数千円で買えるので課金することを考えれば安いものではないでしょうか。
他に用意するものは?
パソコンと送信機をつなぐUSBのケーブルを用意して下さい。それから送信機にFRepというアプリをインストールします。FRepはスマホにインストールするだけでは使えません。FRepを使えるようにする手順についてはこちらで詳しく説明しています。
FRepは無料版と有料版がありますが、自動送信をするのであれば迷わず有料版を選んで下さい。
少し使ってみるだけであれば無料版でもよいですが、処理を保存できる数に制限があります。
それとFRepの自動送信プログラムができるとタスクアプリといわれるものから一定の時間毎に呼び出すようにします。
有料版でしかタスクアプリから呼び出すことができなかったはずなので、自動送信ができるようになりたいのであればFRepは有料版が必要になります。
FRepの機能と使い方
FRepではプログラムを作ることができます。プログラムとはコンピューターにして欲しいことを教えることでその通りに動いてくれます。プログラムを知らない人は難しそうに感じてしまいますが使ってみると簡単です。こちらで詳しく説明しています。
自動送信で使うFRepの機能でできることは
「録画したものを実行する」
「指定した画像を見つけてタップする」
「指定した回数分処理を繰り返す」
「条件によって処理を使い分ける」
この4つになります。
それぞれFRepの機能を使うことで実現できます。自動送信で使うFRepの機能についてはこちらで詳しく説明しています。
FRepの機能でできることをどのような時に使うか解説します。
録画したものを実行する
これは録画の機能を使います。操作したものを録画しておいて同じことをスマホにやってもらうイメージになります。ハートを送信し始める前に一番下まで移動するスクロールとハートを送信する時の4人分のスクロールで使います。
指定した画像を見つけてタップする
これは画像認識の機能を使います。あらかじめ用意しておいた画像を画面で見つけた時にタップするイメージになります。ハートや閉じる、OKといった確認ボタンのタップの動作で使います。
指定した回数分処理を繰り返す
これはループ機能を使います。繰り返したい処理の開始と終了決めて指定した回数繰り返すイメージになります。4人分のハートの送信とスクロールを繰り返す動作で使います。
条件によって処理を使い分ける
これは変数とif文の機能を使います。繰り返す動作の中で1回目は○○の処理。2回目は△△の処理といった指定した条件によって処理を使い分けるイメージになります。4人分のスクロールを使い分ける所で使います。4人分のスクロールを使い分ける理由については後ほど説明します。
説明を聞くよりも使った方が直感的にわかりやすいのでまずは使ってみましょう。
FRepでプログラムの作り方、知っておくと便利な機能についてはこちらで詳しく説明しています。
自動送信の処理の流れ
自動送信を作る前にどのような処理の流れを作る予定なのか説明をします。処理の流れのイメージがなければプログラムを作ることはできません。どのような処理の流れになっているか理解しておきましょう。
処理の流れのイメージ
では処理の流れについて説明します。ツムツム起動時であれば自分がいる順位が表示されます。自動送信を繰り返しているのであれば一番上が表示されています。
まずはハートのまとめて受け取りを行います。「メールボックス」をタップします。
「まとめて受け取る」をタップします。
一番上のハートをタップしてハートを送信します。スキルチケットやツムのプレゼントがあればハートボックスの数は0にはなりません。
赤枠で囲んでいる上から2人目と3人目も同じようにハートをタップしてハートを送信します。
画面上にタップできるハートがなくなるまでハートをタップします。ランキングの一番下と自分が表示されている場合は3人になりますが、基本的には4人に送信します。
画面上にタップできるハートがなくなったので4人分上にスクロールします。
画面上にタップできるハートが表示されます。画面上にタップできるハートがなくなるまでハートをタップして4人分スクロールする操作を一番上まで繰り返します。
一番上までスクロールしてタップするハートもなくなったのでハートのまとめて受け取りをします。
「まとめて受け取る」をタップします。
自動送信はこのような流れになります。
この動作を自動的にスマホがやってくれるようになればハートの自動送信の基本的なものは完成です。ただし、あくまでも基本的なものが完成しただけでこれで終わりというわけではありません。
これをベースとして様々な問題に対しての処理を追加していく必要があります。どのような処理が必要かはこの後で説明します。
ではなぜ
「問題の処理の対応を今回の説明で入れなかったのか?」
というといきなりたくさんのことをやると頭の中の整理ができずに何をやっているかわからなくなってしまうからです。
まずは基本となる自動送信の動きを理解して作れるようになることから始めましょう。
それからやりたい処理を少しずつ追加してみて下さい。自動送信プログラムを理解して作れるようになれば自分で考えて対応することができるようになっているでしょう。
今回の自動送信の説明で対応できる内容、対応できない内容についてそれぞれ解説します。
対応できる内容
今回の説明で対応できる内容はこの2つです。「ランキングに表示されている人全員にハートの送信をする。(自分と紹介はタップしません。)」
「ハートの受け取りは全て1時間以内に受け取る。(ハートとコインの取りこぼしはありません。)」
この2つが今回説明する自動送信のプログラムで対応できる内容になります。
これだけ聞くと特に問題なさそうですが、今後対応しないといけない内容があります。
対応できない内容
今後対応しておいた方が良い内容は2つあります。対応しておいた方が良い1つ目は
「グルの新たなメンバー追加、又は連動解除から再開したメンバーへのハートの送信」
になります。
わかりやすくいうとランキングに表示されていないメンバーに対してはハートが送れません。解説する自動送信の処理はランキングの画面を固定でハートを送り続けるイメージなのでランキングに表示されているメンバーは変わりません。
この対応として考えられる方法は2つあります。
1つ目の対応方法は
「ツムツムを再起動する」
毎回ハートを送る前に再起動をかけてから送るようにすれば問題ありません。
私の端末の場合、スマホの性能が低いせいかツムツムが起動しないことがあったので毎回再起動するのはやめました。
私はハートの送信中に送信機以外の端末からツムツムにログインすることで強引に再起動をかけてました。このやり方については改めて紹介します。
2つ目の対応方法は
「ハートの受け取りをまとめてから個別に変更する」
ハートの受け取りを個別にすることでランキングに表示されていない人でもハートを返すことができます。自分発信ではありませんが、ランキングにいない人はunknownと表示されハートをもらうとお返しはできます。
ハートの個別受け取りのやり方は改めて紹介する予定ですが、個別受け取りをすると送信できるメンバーは最大300人程になります。まとめて受け取りの場合は500人程までいけるので、かなりコインを稼ぐ量が減ってしまいます。
理由としてまとめて受け取りの場合は数秒で終わりますが、個別受け取りではランキングからの送信と同じように1人1人に返信するのでハートを受け取り返信するのがランキングからの送信と同じくらいの時間が掛かってしまいます。
コインをガッツリ稼ぎたいのであれば再起動を手動で行う方法で、完全なフルオートを目指すのであれば個別受け取りで良いかと思います。
この対応ができるまではグルに一言伝えておいてください。例えば19時に帰宅してツムツムの再起動ができるのであれば
「ランキング固定なので新たな追加メンバーと連動再開の方へは再起動を行う19時以降の対応になります。」
といった内容でグルの管理人さんに相談してみて下さい。グルによってはOKな所もあればNGの所もあります。
事前に伝えておかないとトラブルの原因になりかねません。
対応しておいた方が良い2つ目は
「ネットへの再接続」
になります。
Wi-Fiだから電波が受信できないことはないと思いたいですが、ネットが切れることがあります。正直入れるのは面倒なので私も始めの頃は入れてませんでしたがイベントの時や送信機の調子が悪い時につながりにくくなります。
送信機は24時間フル稼働するようになるとスマホ自体の処理が遅くなることが増えてきます。人によっては送信機を何台か用意して入れ替わりで使うことで負担を減らしています。
急ぎではないですが、対応を入れておいた方が良いかと思います。
使っている関数
自動送信で使っている関数について紹介します。この後のプログラムの作り方ではここで紹介する関数を使っての説明になります。関数とは1つ、又は複数の処理に名前をつけて登録しておくことができる機能です。これの機能を使うことによってプログラムはゴチャゴチャしたわかりづらいものからスッキリしたわかりやすいものが作れるようになります。
例えば1人のハートの送信をする場合、
「ハートをタップ」
↓
「OKをタップ」
↓
「確認の画面をタップ」
という3つの操作を行います。
プログラムを作る時はこの3つの操作にあたる処理を追加することになりますが、この一通りの動作を関数として登録しておけばその関数を1つ呼ぶだけで同じことができます。
わかりやすいプログラムを作りたいのであれば必ず関数を使えるようになりましょう。
関数の作り方、使い方についてはこちらで詳しく説明しています。
自動送信で使う関数はこちらの5つになります。
それぞれ処理の内容とどのようなところで使うのか解説します。
一番下へ
「一番下へ」の関数の内容です。一番上から一番下までスクロールした録画になります。
今後増える人数も予想して多めにスクロールしておきましょう。
例えば今ランキングに100人いて300人くらいまで増やす予定とします。その場合、一番上から一番下までスクロールしてそれに掛かった時間の3倍位スクロールし続けたものを録画します。
一番下までのスクロールが足りなければハートの送信漏れが発生します。
丁寧に録画する必要はないので多めにスクロールしましょう。
長いスクロール、短いスクロール
「長いスクロール」の関数の内容です。「短いスクロール」の関数の内容です。
それぞれ4人分のスクロールの録画になりますが、ズレを調整する為に2つ用意しています。説明の画像では長いスクロールが1回と短いスクロールが2回でズレないように調整するようになっています。
4人分のズレないスクロールはハートの送信漏れを防ぐ為にかなり重要になります。
作り方についてはこちらで詳しく説明しています。
ハートオール
「ハートオール」の関数の内容です。メールボックスからハートをまとめて受け取りランキングの画面まで戻る操作になります。画像のタップは画像認識を使っています。
画像認識の使い方についてはこちらで詳しく説明しています。
画像認識の設定について指定する画像以外の設定はこちらと同じになります。
指定する画像の場所はここから後の画像を参考にして下さい。実際に指定する画像の大きさは完全一致にならない程度に小さく指定しましょう。
2.ハートボックス
3.まとめて受け取る
4.OK
5.とじる
6.とじる
全て画像認識で作っているのでタップのミスは起こりません。作り方も慣れてしまえば簡単です。
♡送信
「♡送信」の関数の内容です。画面上のハートがなくなるまでハートのタップと確認画面のタップを繰り返しています。
ハートのタップは画像認識の範囲指定を使っています。
画像認識の範囲指定についてはこちらで詳しく説明しています。
2.ハートのタップは画像認識の範囲指定を使います。
ここで気をつけるポイントは2つあります。
1つ目は判定時間です。
ここの判定時間は他の画像認識と違い3.0秒としています。理由は判定が失敗になり判定時間に設定されている時間を待つことになります。
画像認識を使っている処理でハートのタップ以外は基本的に判定が成功のみで失敗となることがありません。判定が失敗となった場合は設定ミスか通信エラーです。
ハートのタップの場合は画面上のハートを全てタップすると見つからないので判定が失敗となります。その為、ここの判定時間は画面上のハートの送信が終わるたびに待つことになります。
判定する時間が10.0秒は長すぎるので3.0秒としていますが、もう少し短くしても良いですが余裕をもって3.0秒としています。
送信機の性能によりますが、実際の判定には1.0秒も掛からないと思います。時間を短くしたいのであれば動かしながら調整してみてはいかがでしょうか。
2つ目は判定が失敗の場合の次の処理です。
1つ目の説明にもあった通りハートが見つからない場合のことを考える必要があります。
ハートが見つかった場合は
ハートをタップします。
ハートが見つからなかった場合は
この関数の処理を終了するので次の処理の行き先を「5.待機」にしています。
3.OKを画像認識でタップします。
4.赤枠で囲っている部分を画像認識でタップします。
ここで気をつけるポイントがあります。
ハートがなくなるまでハートの判定処理を繰り返します。次の処理の行き先は「5.待機」ではなく関数の始めの「1.待機」にしています。
自動送信プログラムの作り方
FRepで作る自動送信のブログラムについて解説します。作る前に処理の流れを理解しておいて下さい。説明では待機時間を1.0秒としていますが参考程度にして下さい。
そのままの時間でも問題ありません。待機は前の処理が終わっていないのに次の処理が始まらないように入れています。
実際に動かしてみて余裕がありそうであれば短くしても良いかと思います。前の処理が終わっていないのに次の処理の開始が始まってしまう場合は待機の時間を長くしてみて下さい。
画像認識の時間についてハートのタップ以外は10.0秒と長いですが、判定がOKになった時点でタップします。動かしてみると送信機の性能によりますが、1秒以内にはタップするので変更する必要はありません。
10秒待っても判定が失敗する場合は画像認識の設定の見直しをして下さい。
こちらが自動送信プログラムになります。説明の画像は「マクロ送信」という名前ですが、自分でわかるような名前をつけてください。
まずは一番下までスクロールしてからハートのまとめて受け取りをします。
一番下までのスクロールとハートのまとめて受け取りの関数をそれぞれ呼び出して待機を間に入れています。
続いてメインとなるハートの送信と4人分のスクロールを繰り返し、最後にハートのまとめて受け取りをしています。画像が途切れるとわかりづらいので画像をひっつけて縦長にしています。
ではそれぞれの処理について解説します。
変数の使い方
5.と6.は変数の初期化を行っています。変数とは値を入れておくことができます。変数に入れた値と指定した値を比べることで次の処理の行き先を変更することができます。
ここでは「cnt」と「var」という名前をつけた変数にそれぞれ数値の0を設定しています。
変数の初期化とは変数の値を使う前に初期値となる値を設定することです。これをしないと始めにどのような値が設定されるかわかりません。変数を使う場合は初期値となる値を必ず設定するようにしましょう。
それぞれの変数についてどのように使うか解説します。
条件によって処理を使い分ける変数
「cnt」長いスクロールと短いスクロールを使い分ける為の変数です。関数のところでも説明しましたが、説明の画像では長いスクロールが1回と短いスクロールが2回でズレないに調整できるようになっています。
スクロールとハートの送信をセットで3回繰り返して1回目は長いスクロールで2回目と3回目は短いスクロールとなるようにしています。
使い方として繰り返しが行われる前にcntの変数に1を足します。
3回繰り返されるので
1回目は0
2回目は1
3回目は2となります。
ハートの送信をする前にcntの変数の判定をします。
1より小さい場合は長いスクロール
それ以外は短いスクロール
とすることで
1回目は長いスクロール
1回目以外(2回目と3回目)は短いスクロール
となります。
1回目だけでよければ判定の仕方を
「1より小さい」とせずに「0と同じ」としても同じ結果になりそうです。試してみるとわかりますが、FRepは同じ値の判定がバグっており正常に判定できません。
それと数値の判定をする場合は同じを使うと処理を通らない可能性があるので同じ(==)を使うのはオススメしません。以下(<=)、以上(>=)、より小さい(<)、より大きい(>)を使うようにしましょう。
繰り返す回数を指定する変数
「var」12人分のハートの送信を何回行うか判定する為の変数です。説明の画像ではハートの送信と4人分のスクロールを3回したものを1セットとしています。使い方はこの1セット(12人分)のハートの送信が終った後にvarの変数に1を足しています。
このvarの変数が説明の画像では40以上であれば次のまとめてハートを受け取る処理に進むようにしています。varの値が40より小さい場合はハートの送信処理を始める前に戻るようにしています。
変数を使わずに繰り返しで40回としても同じことができますが、人数が変わった場合にわかりやすいように変数にしています。
もう一つの理由として修正ミスを防ぐ為に繰り返しはプログラムの中で1つになるようにしています。
スクロールの繰り返し回数はスクロールの設定を変更しない限り起こらないはずなので繰り返し処理で固定の3回を設定しています。
12人分のスクロールの回数も繰り返し処理にしてしまうと繰り返しの処理が2つになってしまい間違って別の方を変更してしまう可能性が出てきます。
間違うことないだろうと思われがちですが、間違った場合に気付かなくて悩み続けるケースがあります。
事前に防げるミスはできるだけ起こらないようにしておきましょう。
変数の名前については合わせる必要はないので自分でわかるような名前にして下さい。
7.と14.はハートの送信とスクロールを3回繰り返しています。
8.はハートの送信をしています。
if文による処理の使い分け
10.は繰り返しの回数によってスクロールを使い分けています。スクロール用の変数(cnt)の値で判定を行っています。
1より小さい場合は11.の長いスクロール
それ以外は12.の短いスクロールに進むようにしています。
1回目は長いスクロール
2回目と3回目は短いスクロール
に進みます。
11.と12.はそれぞれスクロールをしていますが、次の処理について注意する必要があります。
スクロールの次の処理はスクロールを使い分ける変数(cnt)に1を足します。
この時に長いスクロールでも短いスクロールでも13.に進める必要があります。12.の短いスクロールは次の処理が13.なので特に意識することはないですが、11.の長いスクロールは次の処理を13.に変更します。これをしておかないと長いスクロールの次に短いスクロールをしてしまいます。
13.スクロールを使い分ける変数(cnt)に1を足しています。
16.12人分のハートの送信を行った回数の変数(var)に1を足しています。
if文による繰り返し
17.12人分のハートの送信を行った回数の変数(var)が40回以上の場合に次の処理に進みます。説明の画像では12人分を40回と設定することで478人にハートの送信ができるようになります。12人×40回で480人となりそうですが、ランキングの一番下の場合は表示が3人で1人減るのと自分を除くので2人減る計算になります。
1セットのハート送信の人数とここの判定の数値を調整することでハートを送信する人数が変更できます。
ランキングに表示されている人数より少なくならないようにだけ気をつけて設定して下さい。
ここで注意するのが
繰り返しの回数が40回未満で次の処理に進まなかった場合に6.のスクロール用の変数(cnt)の初期化の処理に進んでいます。
ハートとスクロールの繰り返し処理に進めるイメージですが、スクロール用の変数(cnt)の初期化を行わずに7.とするとずっと短いスクロールになってしまいます。
間違って5.の12人分のハートの送信を行った回数の変数(var)の初期化の処理に進んだ場合にはvarの変数が判定を行う時に常に1となってしまい、処理が終わりません。
19.ハートのまとめて受け取りをしています。
ランキングからのハートの送信をする前にもハートのまとめて受け取りをしていますが、ハートの送信を終わった後にもまとめて受け取りをしないと一部コインの受け取りができない人が出てきます。
ハートの送信を行う間隔は60分以上開けないとハートが回復しません。それとギリギリにしすぎると一部ハートの送信漏れが発生してしまうことがあります。この理由から65分前後にするのがオススメです。
時間の間隔を65分にしてハートの送信後にまとめて受け取りをしなかった場合、前回に自動送信を始めてから5分までにもらったハートにコインが付かないイメージになります。
まとめ
自動送信プログラムを完成させる為に必要なことは「自動化する処理の全体の流れをイメージする。」
「どのように設定すれば思った通りに動くのかやり方を知っている。」
この2つができていれば後は作るだけです。
自動送信の作り方に正解はありません。基本的な自動送信の操作をできるだけシンプルな作り方で説明しています。
これを参考にアレンジしてオリジナルの自動送信プログラムを作って下さい。
処理する動作の種類によってFRepの機能が使いこなせるようになればイメージ通りのものが作れるようになるはずです。
「単純な操作は録画」
「タップは画像認識」
後は変数と繰り返しを入れるだけです。
やり方がわかってしまうもとても簡単です。
今回の画像の説明では対応できない内容で説明しましたが、再起動や通信エラーの対応が必要になります。
どのようにすれば対応できるか考えて作ってみてはいかがでしょうか。
イメージ通りに動いてくれるようになるとプログラムを作るのが楽しくなってきます。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように早く作らないとという焦りからプログラムを作るのが楽しいと思えるようになってくると自動送信プログラムの完成もすぐそこです。