「国民的おつまみ」「国民的おやつ」イカの価格が急騰、「金イカ」という言葉も聞かれ始めた。韓国農水産食品流通公社が12日に明らかにしたところによると、生イカ1キログラムの価格は8140ウォン(約780円)で、1年前に比べ73%も上昇したという。中国漁船が東海(日本名:日本海)の北朝鮮水域で違法操業を続けていることや、海水温の上昇でイカの漁獲量が大幅に落ちているためだ。国立水産科学院のキム・ジュンジン博士は「大韓海峡(対馬海峡)を流れる対馬暖流の勢力が強くなり、密集していたイカの群れが海流に乗ってあちこちに散らばっている状態にある」と説明した。
このため、大型スーパーではスルメを以前は3-7枚入り1万-3万ウォン(約960-2880円)で売っていたが、今は1-3枚入りに量を減らし、価格も5000-1万ウォン(約480-960円)前後に下げて販売している。ロッテマートでは13日から1-3枚ずつパックした商品13種を発売することを同日、発表した。「東海岸オリジナルスルメ(5200ウォン=約500円)、「半乾燥スルメ」(6500ウォン=約620円)など8種は1枚だけの販売だ。ロッテマートのパク・ユスン乾物商品企画担当は「特に主婦や単身世帯が購入する際の負担感を減らすため、小分け包装商品を発売することになった」と話している。