韓国に事前通知せずに米国が北朝鮮を攻撃できない3つの理由

 韓半島(朝鮮半島)周辺の空母戦団の戦闘機や在日米軍、グアム基地から出撃した戦略爆撃機が北朝鮮を攻撃する場合も、在韓米軍の対北朝鮮偵察監視や作戦態勢が強化されるので、韓国軍に伝えるしかない。全面戦並みの戦争拡大に備えるには、米国は少なくとも3つの空母戦団と数百機の戦闘機を韓半島周辺の在日米軍基地に派遣しなければならないと見られるが、これもまた秘密裏に行うことは不可能だ。20万人を超える韓国国内の米軍と米国人の避難の動きは、米国の先制攻撃が実行されるかどうかを判断する決定的な兆候とされる。

 ソーシャル・メディアなどには「潜水艦から長距離ミサイルを数発撃てるのではないか」という書き込みもある。しかし、専門家と韓米の軍関係者は「北朝鮮がどのような反撃をするのか分からないのに、全面戦に対する備えもないまま、ミサイル攻撃をするというのは韓半島ではありえないこと。いくらトランプ大統領でもそれがもたらす結果を受け止めきれない」とした。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者
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