『千年の恋』
迷い込んでしまったのは
いにしえから続く桜の都
うすもも色の花びらは
風と共に舞い遊び
私に触れてはにこりと笑った
ふいに名前を呼ばれた気がして
振り向いたけれど
私は一人…
懐かしさと恋しさが
胸にじわりと広がった
「ここにいるよ」
あまりに温かすぎて
あまりに優しすぎて
肌に触れる想いに
直ぐには気付けなかったの
瞳閉じても映る花の舞
いにしえから続くこの都で
懐かしい君と
心を交わらせて…
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泣けるほどの優しさに
心から…
ありがとう。
たった一人の愛する人へ