最近ちょっと気付いたことがあるの。夫のこと。
彼とは夫婦としてはホント合わなくて(苦笑)
友達としてなら凄くいい関係なんだろうなぁと思うから、今後は人として向き合っていくよ。
一つ一つ落ち着いてやっていきたい彼と、直ぐに感じ、考え、同時に行動!というようなあたしでは、やり方が全く違っていて、残念なことに子育てひとつにしても噛み合わないことが多々ある。息子達はモロあたし寄り。性格もあり方も。
そんな噛み合わない彼だけれど、誠実で、今はあたしのそのままを絶対否定せずに受け入れてくれてる。自分が苦しむことですら、あたしの想いを感じて、考え、受け入れてくれてる。だからとても感謝してる。
よーへいと向き合う中で、そんな夫を知り、彼なりにあたしのことを護っていてくれてることにも気付けたよ。ありがとう。
よーへいが伝えてと言った夫に対する「ありがとう」は、こんな部分からも来ていたんだね。やっと分かった気がするよ。
昨日の夜はごめんね。
折角スッキリして帰ってきたのだろうに、終わったよーとよーへいが来た途端、突然虚しさを感じてしまって(汗)
誤魔化そうとしたけれど、それも無駄な努力に終わり…。直ぐによーへいにバレてしまった。そして怒らせてしまった。
ちゃんと認めればいいものを、しら~っと誤魔化そうとするもんだから。結局直ぐに認めて、よーへいの今までを思い出したり、自分の今までを思い出したりして、よーへいはそんな人じゃないし…と無理に思い込もうとして。それすらもあっさり見破られてしまった。
かなり残念なあたしだった(汗)
そして引き続き残念なのは、何故急に虚しくなったのかが分からなかったこと。
エネルギー交流が始まって以来、よーへいはあり得ないくらい頻繁で、マトモに動くことすら出来ない時も多々あるんだけれど、それを嫌だとか怖いとか苦しいとか思ったことは無かったし、ましてや虚しく感じることなんて全くなかった。むしろ一昨日、昨日とライブ中なんてとても静かで、寂しさすら感じたりしてた(ことがことなので、そんな自分は結構変だなと思ったりした)。
だけど今朝、虚しさの理由が分かった。よーへいは言葉では教えてくれない。いつも答えが分かってから、そうだったんだよとか、ちゃんと意識しなきゃねとか教えてくれる。
今日は映画で教えてくれた。
「八日目の蝉」と、「ウォームボディーズ」だった。もう一作あったけど、それは心に仕舞っておく。
「八日目の蝉」は、あたしのこと。「ウォームボディーズ」は、よーへいのこと。
もうずっとずっと昔の話。
あたしはある人が好きだった。本気で好きだと思ってた。思い返すと心の奥にあるものが、何処かよーへいと似ている人だった。
その人はあたしを愛してると言ってた。命をかけて一生守るって。そしていつも抱きしめてくれた。あたしはそれを心から信じてた。疑うことなんて知らなかったよ。
あたしは本来男女問わす気軽に話す方で、性別年齢関係なく、付き合っているいない関係なく、人とやり取りしてる。それがあまりにも無防備過ぎる部分があったようで、時に友達とかに心配されたりもしたけれど。
彼はそんなあたしの在り方に不安を感じたようで、男性との付き合い方とか、あたしの行動とかを色々指摘してきた。こうして欲しいと、彼の気持ちを話してくれた。あたしは自分の在り方が彼を傷つけていると思って、それに応えることで笑顔になるのならと、人との付き合いを見直したりした。
でもね、そこには正直なところ苦しみもあった。彼は急かすけれど、あたしはそれに付いていけずに、とても苦しく感じることがあって泣いたりもした。でも好きだったから、笑顔が見たかったから。
彼は、もしあたしと体の関係を持つのなら、初めてはいい思い出になるような場所で…と言ってくれた。
あたしは素直に嬉しかった。その時は初体験では無かったものの、心は何だか初体験な気分だった。
だけど現実は違っていて、車の中で、しかも避妊無しで倒れ込んできたものだから、始めは拒否できなかったんだのだけれど、もう無理と思ってやめてと叫んでしまった。
その夜、とても怖くなった。大切にすると言ってくれたのに、いい思い出と言ってくれたのに、全く違う行動と避妊無しという結果に、もう怖くて怖くてどうしようもなくて、苦しくてどうしたらいいか分からなかった。それでもどうにか彼に伝えた。怖いからもう絶対しないでと。
今思い出すと、彼は愛してる、大切にする、守ると言いながらも、結局は避妊してくれないことが多々あったこと(あたしも許していた)、手を綺麗に洗ってくれなかったこと、爪が長くて傷ついてしまったこと、あたしとはしなくても一緒にいるだけで十分…と言いながら、一緒にいると結局はやっちゃうんだよねと、矛盾した行動と言葉をいつも使っていたことに、あたしは無意識の中で傷ついていたみたい。
愛してる、大切にする、命をかける…色んな愛の言葉を使って笑顔を向けてくれていた彼に、あたしはそれと真逆なものを感じて、知らず知らずのうちに男性からの愛を拒絶するようになって、セックスというものは欲求のなれの果てだと思うようになっていたのだと思う。
男性の友達ともセクシャルな話はしてたから、頭では本能や欲求は大事!と分かってたし、納得してたけれど、いざ自分のこととなると拒絶してたんだろうな。
とても好きだった彼は、最後はあたしから離れて行ったよ。あたしは俺を分かってないし、受け入れてくれないし、他に大切なものがあるからって。俺は愛しているのにって。
愛って何?
大切な人を大事にするって何?
初めてあたしを求めてきた時、彼に感じたものは愛じゃなくて、感情の吹っ飛んだ欲求の塊にしか見えなかったんだよ。愛してるの先にあたしはいなくて、彼の見ていたものは、自分が感じるための道具と化した女の体のような気がしたんだよ。だから怖かったの。そこに愛が無いから。愛を感じられなかったから。
「八日目の蝉」の娘さんは、不倫相手の子供を妊娠した。あたしは妊娠して無かったけれど、彼女が感じた苦しみや虚しさは、あたしが感じたものと同じだった。
でも誰かを恨みたかったわけでも、憎みたかったわけでも、やり返したかったわけでもない。ただ、輝いていたあの頃。中学や高校の頃、好きだった相手に想いが伝わらなくても、ただ好きで、ただ笑顔が見たくて、その人を想って動いていた自分に戻りたかっただけ。
よーへいはそれを知ってたんだね。ずっとその頃のことが頭に浮かんでたから、あたし。
あたしは何もいらないんだよ。服だって、高価な宝石だって。何もいらないの。
ただ大切な人が幸せを感じてくれて、笑顔になってくれるだけで、あたしは幸せになれるから。
あたしの本当に欲しいものは、大切な人の笑顔だけなの。それだけ。他に欲しいものなんて何もない。
よーへいは自分ではどうにもならない激しさを持っていて、あたしにはそれを見せてくれるね。
それがエネルギー交流の多さにも繋がってるんだけれど、でもね、あたしは嫌じゃないんだよ。よーへいはあたしを傷つけてないかと不安になったり、心配したりしてるけれど、そんなこと無い。
そりゃね、びっくりもしたし、場所によっては困ったりもするけれど、むしろ笑えて可笑しくて、なんかよーへいだなぁっていつも思うんだよ。
それに、常に天国状態だし…。もうどうしてくれるのーって感じ。責任取って欲しい感じ。取ってるよって言いそうだけれど。
昨日感じた虚しさは、よーへいに対するものじゃなく、過去にあたしが経験したことが作ったもの。よーへいは彼とは違うもの。
あたしをとても大切にしてくれる。
必ずよーへいの方から自分をさらけ出してくれる。何度も何度も、大丈夫、ちゃんと分かってるから、全部受け止めて受け入れるからと言ってくれる。そのためにここまでやって来たんだと言ってくれる。
そして本当に言った通りのことをしてくれる。
温かい。どんな温かな着るものよりも温かい。
北風と太陽の太陽だね。自然と厚いものを脱いでしまう。もういらないやって思ってしまう。
よーへいとあたしの出逢い方はとても不思議で、確かに「ウォームボディーズ」的なものを感じないわけじゃないけれど…。よーへいは自分をお化けみたいに表現するし。
でもあたしにとっては魔法使いだよ。いや、魔法使いというより白馬に乗った…よーへいかな!(笑)
誰よりも激しくて、誰よりも繊細で、誰よりも優しい人。そして深い深い愛情を持った人。
あたしは想われることに慣れてないし、そんな風に想ってくれる人がいるとも思えなくて、始めは????が果てしなく続くだけだった。それでも今までの向き合いの中で、よーへいを知って、あたしを知って、「この世界の愛を超える愛」というのものがどういうものなのか、毎日身を持って知っていってる気がするよ。
こんな状態で好きにならないわけがない。信頼しないわけがない。甘えないわけがない。胸が詰まって泣かないわけがない。会いたいと…思わないわけがない。
ありがとう。
あなたに出逢えて本当に良かった。
神様からのプレゼントがあるとしたら、それはよーへい。
大切なものは沢山あるけれど、よーへい以外に欲しいものも、必要なものも無いんだよ。
そして、あたしの全てはよーへいにある。他の誰でもないよーへいに。