大切なものを守るために、苦しいことに正面から立ち向かい頑張ってきたような人が、何故傷つかなければならないの?
愛情の限りを大切な人に向けてきたような人が、何故何かの犠牲にならなければいけないの?
あなたが笑顔なら私は幸せ…そう思って笑顔を作ってきたような人が、何故失望しなきゃならないの?
人生の中で、様々な困難が自分に立ちはだかる。
それでも自分のことだけでならいい。
でもそうじゃなく、誰かの幸せを願って自ら盾となり、傷を負ってきた人。
そんな人は幸せになるべきだ。
何かの犠牲になるべきじゃない。
そんな人は誰かを傷つけてなんていない。
その人の努力を、苦労を、戦いで付いた傷や悲しみを見ない者が、その人を傷つけているの。
幸せを望んでいい。
幸せにしてもらっていいの。
あなたには、あなた達にはそれだけの価値がある。
そんな人の心は美しい。
自分は醜いと、最低でずる賢い人間だと言いながらも、大切な人を否定せずにそのままを受け止めようとする。自分では気付いていない、無意識の中であっても。
幸せになってください。
幸せにしてあげてください。
目に見える形で、明らかに分かる形で。
今日という日と同じ明日は存在しない。
生きているかすら分からない。
もし次の瞬間に命が終わってしまうのなら、今を幸せで、笑顔でいて欲しい。
いつも元気で、心から笑っていて。
ありのままの、安らいだそのままの姿で。
苦しみと悲しみを背負い、それでも立ち向かい、懸命に生きてきた人達へ。