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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳科学の知見メモC [2012年07月18日(Wed)]
脳科学の知見メモC
・PQは長期記憶を活用する脳領域、知識・経験が海馬を介して脳内
 に蓄積、PQで活用する。
・生物の基本目的は適応性を高めることである。
・年を取ると地域社会とか国、更には人類のことを考えるようにな
 る。これは遺伝するし組織の維持や発展にとって、進化的にもな
 くてはならない知能である。
・ヒトにはヒトの生活史があり、40才も過ぎると社会的貢献をす
 るのが脳の進化に合っている。とりあえず50才までは力を蓄え
 て、その後みんなを幸福にするためにガンバル、それが順当な生
 き方である。
・「ドーバミンD1受容体PQの正常な発達に必須、これは脳科学者
 澤口俊之の大発見であった。
・能力ある人間はその能力を正しく行使する責務がある。
・神経細胞が「表面に集まった部分」が脳である。脳は進化の最先
 端に位置する。中でもPQは特別の地位を占める。
・匂い細胞は眼窩、嗅覚器官に直結して伝わる。
・脳は体の体重の2〜3%なのに20%の血液を使う。
・胎児の脳は外部環境の影響をまともに受ける。
・ニューロンはへるがシナプスは増える。
・過度のストレスは海馬を萎縮させる。
・パニック障害はセロトニン低下
・豊かな環境セロトニン・ドーバミンの分泌が盛んである。
・脳の発達は刺激によって促される。脳は刺激で発達する。
◎京大岡本道雄の見解脳の発達に大事なことは以下の6つ
 である。                        
 @ 最初は模倣が大事
 A 愛情に裏打ちされた教え込みが大事
 B しつけの時の叱責と賞賛
 C 忍耐の要請の必要
 D 情操教育やコミュニケーションの大切さ
 E 臨界期(発達の時期)を生かす

・前頭前野成長のピークは3才から8才である。
・風景構成法(川・山・田・道・家・木・花・動物・石)
 は並列型から風景型になる。
・不登校児は秩序・テーマ・物語・風景が欠落する。
・「刺激を与えて、形を模倣する」
・肉体が直接精神に語りかける。(デカルト)
・人間は人間として育てられないと獰猛な動物になる。

◎森昭雄教授の願い                               
・心の問題は脳の問題です。頭をどのように使っていった
 らよいか。
 @ 脳から心へ・・・人の痛みがわかる子に育てて下さ
   い。
A 頭を動かす・・・覚えたことは反復する。記憶を良
   い方向に使わせて下さい。
 B 小さいときから子どもに良いこと悪いことを教えて
   下さい。
 C 小さいときから心を開き自由に発言できる子に育て
   て下さい。
 D 小さいときから相手の心を読みとれる子に育てて下
   さい。
 E あいさつのできる子に育てて下さい。
 F パソコンの使い方、留意点
・パソコンを使用した後は、運動(遊び)が大切です。
・学校でパソコンを使用したら家庭では使用しない。
・古いパソコンを分解して、その仕組みを見た方が広が
   りがでます。
・本や体験からの情報がより大切です。
 G 出力重視の授業を作って下さい。
・聞く能力を高める。
・口で言う。
・手で表現する。
 H 子どもが変わります。親が変わります。
◎PQ(人間らしさ知能=前頭連合野)を育てるには
 川口・東本郷小の実践  
 @ 夢や目標・志や気概のある子を育てた。
 A 異年齢集団活動、1人5人以上の先生がつくなど
   多重・多層、多様な人間関係を作った。
 B 農園・へび・ハイブリッド発電など自然を生かし
   た直接体験を進める。本物志向を貫いた。
 C 外遊び・群れ遊び・フットコ・サッカーなど子ど
   もが夢中になること、やりたいことを充分やらせ
   た。
 D 年間を通して子弟同行の全校朝読書を実施した。
 E ウオーミングアップで音読を導入した。
 F 漢ドリ・算ドリ・チエックアンドチエックなど
   単純な計算・漢字の繰り返しを実施した。
 G 6年生が1年の読み聞かせや歌指導をやった。
 G 全校仲好し遠足・大貫海浜学園などで野外生活体
   験をやった。  
 I IQよりEQを重視、EQよりPQを重視した実践をし
   た。
◎知性(流動性知性+結晶性知性)を育てるために
 北大・澤口俊之の見解
 @ 強い目的志向をもつ
 A 適切な栄養をとる
 B 好きなことをやる
 C 芸術家のように右脳を使う
 D ウオーミングに励む
 E 積極的に社会と関わる
 F 社会に貢献する
 G いくつになっても恋をする                      
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