一昔前だと日ハムの2番小笠原、原前監督も2番で高橋由伸を起用したり、WBCで2番で中島(現オリックス)を起用したりと柔軟な発想を展開する監督もいたが
NPBの2番打者像は起用法を見る限り
- 犠打
- 右打ち
といったタイプ的に小兵で小技の上手そうな経験の浅い相対的に打力の劣る若手選手を起用する傾向にある。
わかりやすい例をあげると
1番 大島
2番 荒木・亀澤
3番 ゲレーロ
4番 ビシエド
5番 平田
(4月12日時点)4割のアベレージを残してる大島の後ろに打力の劣る選手を置き、中軸との打順の流れを分断する、到底合理的とは言えない
さらにセの場合9番に投手が入ることから、
9番 投手
1番 大島
2番 荒木・亀澤
という大島の打力が活きない並びになる
では2番打者の役割は
- 待球(1番打者出塁に伴って盗塁をアシスト)
- カウントが進んでから率を残せる力
- 進塁打やエンドランの際の高いコンタクト率
- 高い犠打成功率
- 出塁能力
このように2番は他の打順と比較しても非常に制約が多く難しい打順と言える
理想の2番打者像
- 待球(1番打者出塁に伴って盗塁をアシスト)
- カウントが進んでから率を残せる力
- 進塁打やエンドランの際の高いコンタクト率
- 高い犠打成功率
- 出塁能力
に加え
- ストレートに強い
- 待球(1番打者出塁に伴って盗塁をアシスト)によってカウントが進む、深いカウントからも率を残せる力
- 左打者(併殺リスクの軽減)
理想の選手を上げるなら
栗山(西武)
川端(ヤクルト)
○○番最強打者ではなく強打者の数が限られた現有戦力の中でどれが最適な並びかを模索すればいいだけの話、極端な話をすると1番から回ってくるのは、初回からだけなので誰の次にどの打者を置こうか、どのように打順を効率化したらいいか考えればいいだけ
ちなみにMLBに2番最強打者論が浸透してるかと言えばしてない
手段が目的化してはいけない