編集委員・伊藤智章
2017年4月13日18時52分
■陸軍の元通信兵 鈴木忠男さん(91)
1945(昭和20)年4月、私は陸軍の北多摩通信所(今の東京都東久留米市)の通信兵になった。敵の暗号電報などを傍受する部隊で、終戦間際には、米国の巨大な爆弾実験やテニアン島の不審なB29の存在、といった原爆情報もつかんでいた。その情報はなぜ生かされなかったのか。悔しくてならない。
高等小学校卒業後、三菱の航空機工場で働きながら勉強し、陸軍の通信候補生を志願。無線電信講習所を経て入隊した。一等兵です。はじめに担当したのは、米英ソ中の外交電報の傍受だった。
1分間に500~600字もあ…
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