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ここはムスリム地域だぞ
ノー・ゴー・ゾーンというものが語られるとき、それが本当に存在するのか疑う向きも多く、またテロリストが潜伏していた地区で住民にインタビューすると「こんな治安のいいところにテロリストがいたなんて」的な談話が返ってくることもあります。

そこで、ノー・ゴー・ゾーンについて少しサンプリングしてみました。

「治安がいい」とノー・ゴー・ゾーンは必ずしも矛盾しないようです。

いつもいつも強盗や殺人が頻発しているとは限らないのです。むしろ、誰かがムスリムを怒らせるようなことをした瞬間、そこはノー・ゴー・ゾーンに変わる。実態はそんなところであるようです。

ムスリムの気に障るようなことをせず大人しくしていれば必ずしもすぐにボコボコにされるわけではない様子。(もっとも、なかには白人が立ち入るだけでそうとうヤバい状況になる場所もあるようですが。)

それでは、ムスリムの気に障るようなこととは?

まず酒、豚肉、服装。
欧州のムスリム移民地区においては「シャーリアパトロール」というムスリム移民による一種の「ボランティア活動」が実施されることがあります。街頭を巡回しつつ、イスラム法に則っていない行い、つまり酒類の販売や消費、または不適切な服装などを「取り締まる」というものです。
 

「ここはムスリム地域だぞ。アルコールはダメだ」

(勝手に法律を変えないでください、と言っても通じません。彼らにとって何よりも何よりも大事な宗教戒律に基づいているのですから。)
 
ここは俺たちの国だ
もうひとつ、ムスリムを激怒させるものといえば、「十字架」[*]、その他の、イスラムから見たら異教の象徴となるようなものです。

こちらは、「シャーリアパトロール」に対抗した「クリスチャンパトロール」(といっても無理やりキリスト教の戒律を執行するわけではありません)がBury Parkというロンドンのムスリム居住地域を巡回した際の映像です。十字架を掲げ街区を練り歩き印刷物を配布していると・・・・・・


やがてゴツイお兄さんたちがわらわらと集まって、殺気立った雰囲気の中一人がパトロールのメンバーを突き飛ばしたのがわかります。(2:26)。訛りで聞き取りづらいところもありますがFuck Youという言葉だけはやたらとよく聞こえます。

ビデオだとどうってことありませんが、実際にこんなお兄さんたちに包囲されたらその威圧感は並大抵ではないでしょう。
 
「くたばれ!俺たちの国だぞ。俺たちが乗っ取ろうとしているので嫉妬してるんだろう!」

女性も負けてはいません。「ムスリムが取って代わるのよ!見てなさいよ!」
 

この人たちは努力を重ねて貧困や格差を乗り越えて豊かな暮らしを手に入れるだけではあきたらず、将来はイギリスの支配者になりたいようです。末は博士?大臣?なんとも夢が大きいですねぇ。(ネイティブのイギリス人にしてみれば大迷惑でしょうが・・・)

*スイスでは、ムスリム団体が「国旗に十字架がデザインされているのは不適切だ。変えろ」と要求しました。ことほどさように十字架はムスリムたちには嫌われているものなのです。もしあなたが某ハフィ○トン○ストを愛読するような熱心なリベラル主義者であって、ムスリムの宗教的権利を完全に保護し、その傷つきやすい宗教的良心のためにぬかりなく完璧な配慮をしてあげたいと思うなら、十字架のネックレスやピアス、または十字架の柄があしらわれた服やバッグなどを彼らの目の前で身に着けるのは避けた方が無難です。筆者などはバカバカしくなってしまいそこまでしていられませんが。

ベルギー
もはや「テロの温床」認定されてしまったモレンベーク。パリ同時多発テロに関与したとされるサラ・アブデスラム容疑者が逮捕された後、地区では暴動が発生。


異教徒の警官がムスリムにお縄をかけるというのは、これまたムスリム感情をいたく害する行為のようです。

法律の執行であろうとまったく関係ありません。きみたちにとってはシューキョーは何よりも何よりも大事大事なのね、よちよちよち、イイコダネェ、と思わず言いたくなります。

・・・とはいえ、ダダっ子を甘やかしていてばかりでは始まらないので、法はきちんと執行しなければいけません。それなのに、ベルギー内務相は「我々はこの地区をコントロールできていない」と漏らしていたのだとか。おいしっかりせえよ!


スウェーデン
60minutesというオーストラリアのテレビ局スタッフがリンケビューというムスリム地域で撮影を開始したところ移民から暴行を受ける。


↑ソース:「ナスタチウムのブログ」様

他にも、ストックホルムのTenstaという地区を取材した女性ジャーナリストが、当該地区に警官が入ると必ず投石を受けるという話を聞きつけ、果敢にも取材を試みたら自分が投石をされたそうです。詰め寄ってきた男は「すごく、すごく怒って」おり「石を持ってきて石打の刑とは何かを見せてやる」と凄んできたうえ、本当に石を持ってやってきたとか。さらに数人が加勢にやって来て、男も石を投げてきたのでほうほうのていで退散。


イギリスに戻ります。
ロンドンの警官数人は、米大統領候補ドナルド・トランプ氏が「イギリスの一部はノー・ゴー・ゾーンになっている」という発言が論議を呼んだことを受けて、「(過激主義者の攻撃の的にされないよう)自分の車で通勤するときにさえ制服を着ないように指示されている」「パトロールをする際には地域のムスリム指導者の『許可』を得る必要がある」といったみっともない実態を暴露しています。おい、いつからロンドンはバグダッドになった?


警官が狙われる理由といえばただひとつしかありません。「異教徒はムスリムに臣従する」という伝統からすれば、異教徒の警官がムスリムの上に法を執行する権威を持っているなどということは、ムスリム感情に照らして耐え難いことなのです。

パトロールするのに「許可」がいる、というのは、現地警察が「私たちはムスリム様より立場が下ですよ」と言っているのと同じです。イスラム的には正しいあり方です。法治国家としてはあるまじきことですが。

ノー・ゴー・ゾーンは侵略行為
探せばまだまだありますが、鍵は「たとえ国の法で認められている行為でも、ムスリムたちを怒らせるようなことをしてはいけない地域」。これがノー・ゴー・ゾーンの定義といえそうです。

つまり、これらは国が決めた法律とは別の法律、すなわちイスラムの戒律やムスリム独自の都合で動いている地域、ということです。

ありていに言ってこれは「侵略」です。きわめてゆっくりしたペースとはいえ「侵略行為」以外のなにものでもありません。法治国家としての実質がないがしろになっているからです。

まずそのことを認識しなければなりません。

(まあ、ご本人たちが堂々と「俺たちが"take over"する」と言っているので間違えようがありませんが・・・・)

それと同時に、政治家や治安当局者はイスラムの戒律や歴史を学び、彼らがどういう思考回路で動いているのかを知る必要があると思います。

筆者は個人的に思いますが、なにかにつけて「ムスリムの感情を傷つけないようにしよう」という安易なアプローチが一番悪いのです。

なぜなら、イスラムは1400年近くの歴史を通じ一貫して「支配する側の宗教」であって、それゆえ、その国を完全に支配できない限りムスリムは多かれ少なかれ「感情を傷つけられる」からです。

なので、「感情を傷つけないように」という「配慮」は際限のない「譲歩」になり、やがて「従属」になり、最後は「隷属」になります。

いずれにしてもこんな場所を国の中に作ってはいけません。絶対に。

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