ChromeブラウザとGoogleの簡易VRゴーグル CardboardでWebVRが利用可能になりました。
VRというと作りこまれた専用のアプリが必要なイメージがありますが、WebVRはそんなVRをWEBブラウザを使って手軽に利用できるようにするもの。Web技術の標準化を行う非営利団体W3CがWebVR APIとして仕様の策定を進めています。Chrome以外にもFirefox NightlyやSamsungのGear VR用ブラウザなどがサポートしています。
Chromeブラウザ自体は、今年の2月にWebVRに対応していましたが、利用するにはGoogleのDaydream Viewとそれに対応したスマートフォンが必要でした。しかし今回Cardboardに対応したことで、iPhoneを含む多くのスマートフォンでWebVRが利用可能となっています。
Cardboardの対応に合わせて、GoogleはWebVRで何ができるかを体験できるWebVR Experimentsをオープンしました。これはWebVRに対応したコンテンツを紹介するショールーム(リンク集)となっており、開発者が自分のコンテンツを登録することもできます。
▲現在12個のコンテンツが登録されています [Image:webvrexperiments/Google]
CardboardやDaydream Viewがない場合、2D表示になりますが、スマートフォンを動かしたり、指でのタッチやマウス操作で体験可能です。
なお、Ocurus RiftやHTC ViveなどのVRヘッドセット向けChromeでも、間もなくWebVRをサポートする予定とのことです。