偽造薬流通で卸売業者2社に業務停止命令
東京都
C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が患者に渡った問題を受け、東京都は12日、流通に関与した医薬品卸売販売業者2社に対し、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づいて業務停止命令を出した。【松村秀士】
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業務停止を命じられたのは、エール薬品(千代田区)と大興薬品(同)の2社。都によると、エール薬品は個人から偽造品を購入したにもかかわらず、架空の会社から購入したとする嘘の記録などをしていたほか、大興薬品は無許可の販売業者に偽造品を納品していたことから、これらが薬機法違反に当ると判断した。業務停止の期間は、エール薬品が13日から24日までの12日間、大興薬品は13日から20日までの8日間。
ハーボニー配合錠の偽造品流通をめぐっては、都が先月13日、この2社を含む卸売販売業者に対し、医薬品販売に関する管理体制の抜本的な見直しや改善計画書の提出を命じていた。
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