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湘南にあるイタリアンの名店で氷のように冷たくなった妻の心をチーズのように溶かしてみた。【フミコフミオの夫婦前菜第28回・無職編】

人気連載「フミコフミオの夫婦前菜・無職編」です。今回は茅ヶ崎のチーズ専門店、その名も「チーズランド」に奥様と伺います。女性大好きなフミコフミオさんが女性が好きな食べ物を奥様にリサーチしたところ「チーズ」と即答、めでたく奥様が以前から行ってみたかったチーズ専門店にランチデートと相成りました。マルゲリータやチーズソースのパスタなどチーズまみれになってきましたよ。(茅ヶ崎・寒川のグルメイタリアン

湘南にあるイタリアンの名店で氷のように冷たくなった妻の心をチーズのように溶かしてみた。【フミコフミオの夫婦前菜第28回・無職編】

グルメレポ 茅ヶ崎・寒川 フミコフミオ

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正社員として輝いていた時代から自他ともに認める恋に恋する中年男だった僕にとって、女の子が好きなものをリサーチすることは何よりの優先事項である。女の子について考えることが僕の生まれてきた理由といってもいい。今となってはちょっと信じられないが、若いころは僕も女の子に対して人並みにアクティブに活動していた。だが、足腰、体力、精神力、お小遣いが弱体化した今現在は若い頃のようにはいかない。プレステ4のコントローラーを持ったまま寝落ちすることが増えたように、老いの脅威が日に日に僕のなかで大きなものになっているのだ。さいわい僕は結婚している。女性である妻から女性の嗜好について、実戦に繋がる情報を入手すればよいのだ。頭いいなあ俺、とうぬぼれることなく、善は急げで速攻、女性である妻に女性が好きな食べものを質問してみた。

 

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▲チーズ好きが泣いてよろこぶ絵

 

「なんといってもチーズです」と即答した妻は「待っておりました」といわんばかりに「実は以前よりうかがってみたいチーズ料理店があるのです」と切り出してきた。いや、君とチーズを食べにいきたいわけじゃなくて、あくまで女性にモテるための嗜好調査なのだけど、試験研究なのだが、就職活動しなければ、という僕の言葉が、正規雇用者以外の声を聞く気のない妻の耳に届くはずもなく、店に行く行く絶対行くという妻の気概に気圧されて、お店に行くことになってしまった。

 

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▲可愛らしい店内。ピザ窯もある!

 

そのお店は「Chigasaki Cheeseland (チガサキ チーズランド)」。その名のとおり、茅ヶ崎市内でイタリアンとチーズ料理を売りにするお店である。お店の外観と店内の雰囲気は可愛らしく、実に若い女性にウケそうな感じであったが、僕らが滞在していたあいだは、家族連れ、シニアの会合、老夫婦等々さまざまな客層が来店しており、そのことから若い女性にとどまらず、広く地元で愛される名店であることがうかがえた。高まるばかりの期待。

 

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▲ランチメニュー

 

ランチタイムメニューから「マルゲリータとクワトロ フォルマッジオのハーフ&ハーフ」と「4種のチーズのクリームソース」、単品で「自家製フォカッチャとお野菜とベーコンのラクレットチーズ」をオーダー。

 

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「マルゲリータとクワトロフォルマッジオのハーフ&ハーフ」ピザ、ドーン。窯で焼かれたピザはアツアツのモチモチ。定番のマルガリータはもちろん、チーズランドという看板を掲げているだけあって、クワトロフォルマッジオの4種のチーズが混ざり合った濃厚な味わいは絶品。

 

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▲とろけるチーズ!

 

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▲ラクレットチーズ。ソフトフォーカスではなく湯気で曇っているだけです。

 

「ラクレットチーズ」どーん。もうね、気分はアルプスの少女ハイジ思わず「ペーター!」とキモイ裏声をあげてしまう。そのときの妻の、氷点下の目が恐ろしくて、今も頭から離れない。カウンターに置いてあった謎の機械で温められてトロトロになったラクレットチーズのクリーミーさと、野菜の甘さとしゃきしゃきの食感の対比がとても美味。

 

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▲高速チーズ削り!

 

「4種のチーズのクリームソース」パスタどーん。こちらのお店では《こちらから合図をするまでチーズを削ってかけてくれる》という性善説にのったシステムを採用していた。私事だが会社員を辞めて以来、生来より悪かった性格が悪化する一方である僕は、どうせ代金が変わらぬのならチーズを丸々全部いただいてしまおうと、削られていくチーズを見ながらほくそ笑んでいたのだけれど、やはり一蓮托生の夫婦だね、妻がいい感じの適度な分量のところで「ストーッピ!」と言って店の人の手を止めてしまった。

 

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▲一部ネットの心ない人たちのあいだで非実在が噂されている妻の御姿

4種のチーズと麺が絡み合ったパスタは実のクリーミーで、チーズのにおいが得意ではない僕でも美味しく食べることが出来た。出てくるお料理がどれもこれも美味しくて、チーズランド侮れねえと思った。ビールを飲みながらでも美味しかったので、次回はディナータイムに訪れたいものである。

 

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▲ものすごい濃厚なチーズ感。

 

さて、相談なく会社を辞めて以来、僕に対して無慈悲なスタンスを崩そうとしない妻である。こういう美味しいお店に連れて行くのは、彼女の氷のような心をチーズのように溶かすためでもある。いわゆる家庭内接待である。残念ながら、妻は「チーズにはカルシウムがたくさん含まれています。骨折のリスクはなくなりましたので、多少、乱暴に就職活動をしても大丈夫です」と相変わらず無慈悲なままだ。一度凍ってしまった女性の心はチーズのようには簡単にとろけないことを改めて教えられてしまった。きっつー。とにもかくにもチガサキ・チーズランドおすすめなのである。

 

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▲チーズ溶かすマシン

 

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▲ランチのサラダと元気の出る飲み物

 

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▲定番マルゲリータも美味しい!

 

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▲このチーズの中にリゾットをいれて、チーズリゾットを調理!

 

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▲湘南テイストあふれるお店の外観

 

今回のお店

r.gnavi.co.jp

 

書いてる元サラリーマン

フミコフミオ

海辺の町でロックンロールを叫ぶ不惑の元会社員、現無職マンです。90年代末からWeb日記で恥を綴り続けて15年、現在の主戦場ははてなブログ。最近は諸行無常を嘆く日々。更新はおっさんの不整脈並みに不定期。でも、それがロックってもんだろう?ピース!

ブログ「Everything you've ever Dreamed」:http://delete-all.hatenablog.com/

ツイッター:https://twitter.com/Delete_All

                             
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