ひとりカラオケは勇気が居る
レッツ、ひとりカラオケ!
おさっぴろでぇす。
さて本日は、王道カラオケネタだ。あなた様は、ひとりカラオケをした事はあるだろうか?
今から10年以上前だと、カラオケは複数の利用が当たり前だった。ひとりでカラオケしたいなどと言えば、受付で「え?お一人様ですかァ!?」と確認される。そもそもひとりで受付に並ぶのも恥ずかしく、勇気の居る事だった。
かと思えば、現在でも「恥ずかしい」ことが理由で、ひとりカラオケが出来ないという人が居るらしい。何とももったいないと思う。
ひとりカラオケを誤魔化すための黒歴史
だから今回は、勇気を出して自分の黒歴史を書こうと思う。
ワタクシも今では、ひとりカラオケはもちろん、カラオケで堂々とコスプレする程になった。しかし過去はひとりカラオケが恥ずかしく、周囲にバレたくない一心で、いろいろ小細工したものだ。それをどう克服したかは後に書くとして、まずはワタクシの黒歴史から書く。
その1:楽器を持参していった
ひとりカラオケを誤魔化したい一心で、弾けもしないのに、ギターを背負って来店した。こうする事で、
「ひとりカラオケじゃないっ!楽器の練習なんだぞっ!!」
このようなオーラを、全開にしていたのだw
ところがこんな時に限って、ホンモノのバンドメンバーに出くわしちゃったりする。こうして余計にぼっちの寂しさを味わう事になった。また楽器持参なのに、部屋から楽器の音が全くしなかったなど、割とバレバレの方法でもあった。
その2:待ち合わせを装う
ひとりカラオケを誤魔化したい一心で、受付するまでに、やたらケータイを確認する。ひどい時は、電話するふりまでしちゃう。
「ひとりカラオケじゃないっ!友達との待ち合わせなんだぞっ!!」
このようなオーラを、全開にしていたのだw
しかしいざ受付の時に、全ての嘘は白日のもとに晒される。
店員:「何名様ですか?」
ワタクシ:「・・ひとり・・です」
しかも、やたらケータイをいじっていたものだから、店員さんからとどめのツッコミを受ける事も。
店員:「お待ち合わせはございますか?」
ワタクシ:「いえ・・・ひとり・・・です」
(この時のワタクシの心の声→)
「言わせないでッ!死んじゃう!死んじゃうッ!?」
こうなるともう詰んだ。
ワタクシの後ろにいる客の視線が「なーんだ!アイツひとりじゃん!!」と言わんばかりに背中に刺さる。
そんな日は、部屋に入っても涙でかすんで、モニターが良く見えなかった・・・。そんな事もあった。
その3:ボイチェン機能を駆使する
前項までは、入店時の誤魔化し方だが、部屋に入ってからもいろいろ小細工をした。
というのも、歌声って割と筒抜けじゃない?だから、ずっと同じ歌声が周囲に聞こえると「あー!隣りはひとりカラオケだー!寂しいヤツ!!」と思われるからだ。
そこでボイチェン機能を使った。
カラオケのリモコンには、スピーカーから出てくる声を、変換する機能がついている。ワタクシは自分の声で歌った後、ボイチェンを操作し、次の曲を女性の声にした。それが終わるとまた元に戻して歌った。何とも手間がかかる方法であったが、これで「男女各一名のカラオケ」と、周囲に思わせようとした。
しかしある時、となりの歌声が耳に入り驚愕した。
ワタクシと、全く同じ事をやってるヤツが居たからだ。ちなみにどうして気づいたのかといえば、女性声が1パターンしかなかったからだ。・・・いつも、自分が出してる声が隣から聞こえれば、そりゃ気づくよね?
これがあってから、恥ずかしくなってボイチェンは止めたw
誤魔化す労力を他に使え
いかがだろうか?ここまでがワタクシの黒歴史だ。
今にして思えば、手間ばかりだったなーと思う。そんな事するなら、正々堂々とひとりカラオケすれば良かったのだ。
だけどそれが出来なかった。理由はなぜか?やはり恥ずかしかったのだ。
どうしてひとりカラオケが出来るようになったか?
ワタクシが、それでもひとりカラオケをしたかった理由はこうだ。
ずばり楽しかったからだ!!
気持ちの上では、ひとりカラオケが楽しいという気持ちが、恥ずかしいという障害を上回った。そこでワタクシはこの「恥ずかしい」という気持ちを徹底的に消す事にした。
何に対して恥ずかしいのか?
まず、恥ずかしい対象を洗い出してみた。結果は以下の通り。
✔ お店の人に対して恥ずかしい。
✔ 他の客に対して恥ずかしい。
こんなところだろうか?
恥ずかしいを徹底的に排除する。
お店の人に対して恥ずかしい点について
お店の人に対して恥ずかしい点を、どのように克服したか書く。
まずワタクシは、自分の行ける範囲にあったカラオケ部屋に、電話をかけまくった。つまり「ひとりカラオケがOKか否か?」をあらかじめ聞いたのだ。
すると、どこの店もOKであった。それなら何故、ひとりカラオケを嫌がるのだろうか?ずばり収益が低いからだろうな。
そこでターゲットの店を決めると、そこにばかり通いつめた。こうする事で店から常連と認知される事に成功した。つまりお一人様は収益が低いかもしれないけれど、通いつめる事で店側に対し、メリットを示したのだ。
こうなると、店も協力的になってきた。あからさまに「おひとり様ですか?」と言われる事は無くなり、むしろ「いつもの部屋でよろしいですか?」などと言ってもらえるようになったのだ(ウェーイw)
他の客に対して恥ずかしい点について
次に他の客に対して恥ずかしい点だが、これは前項で店側が協力的になると、さほど気にならなくなった。
なんというのか、安心して歌える店が出来たので、気持ちに余裕が出来たのだ。
また何年か経つと、ひとりカラオケ客が次第に増えていったというのも、好転化の後押しになったと思う。
まとめ
と言う訳で、ツラツラ書いたが、ワタクシがひとりカラオケをするまでの話だ。
とはいえこれは昔話で、現在ではどこのお店でも、更にひとりカラオケを歓迎している。カラオケ業界自体が、まだまだ苦戦しているからね・・・。
もしあなた様が、ひとりカラオケをした事の無い人であれば、この記事が後押しになってくれたらうれしい。
シメのひとこと
「どうしてコスプレするようになったか!?」
この経緯も書きたかったが、これはヤメたwまた機会があれば、という事で。
それでは今回はここまで。
皆様、良いひとりカラオケををを!