「この赤ちゃんは本当に私の子供なの?」
みんなが幸せに満ち溢れる赤ちゃん誕生の瞬間。その横で、私は素直に喜べないでいた。それは前妻との次男誕生の時の事。今となってはもう10年も昔の話になります。
昨日、その子達の養育費について話し合いに家庭裁判所へ行って来ました。そしてまた、断ち切っていた過去の記憶が蘇ってきました。
養育費問題については過去記事を参照
突然の妊娠発覚
それは、突然の告白から始まります。「私、妊娠してるらしい。」子宮ガン検診を受けに行った前妻(当時の妻)の一言から始まります。
「えっ?まじで?」
それが素直な感想でした。そうなんです。当時の我々はその行為もほぼ無いレスな関係でした。子供が出来るはずが無いんです。いや、厳密に言うとあの時以外ってやつです。
どう考えてもタイミングがおかしい
もともと、生理が不順だった前妻。出産予定日は、お腹の中に居る赤ちゃんのサイズから推測するしかないとの事で仮決めとの事。
なんか怪しく思い色々調べました。そのタイミング、ギリギリ長男と1ヶ月里帰りしてた頃じゃん。。。まじですか?
いやいや、ギリギリ帰って来た時に。。。そうか、あの時ね。それっきり無いんだし、そう納得させました。
前妻の様子がおかしい
色々聞いても、予定日に関してははっきりした事を教えてくれない。そして、生活が苦しいからとしきりに、無かった事にしたい。と言い出す始末。いやいや、おかしいなとは思いましたが、全力で止めましたよ。授かった大切な命ですし。
そして誕生日
結局、当初予定していた日程より2週間以上早まって、4,000グラムを越える丈夫な赤ちゃんが産まれます。私とのその行為を逆算すると1ヶ月以上のズレになります。さすがに誤差と言えども有りえないひらきです。
えっ、ちょっと待って?
1ヶ月の里帰りから帰って来てのたった一回のあれ、おかしい過ぎない?それまでさっぱり何も無かった人が急に求めてくる?カモフラージュ?
苦悩の日々
さすがに疑いました。「本当に俺の子供だよね?」前妻に勇気を出して聞いたりもしました。聞いたところでもう何が本当か私には解りません。
(おかしい点)
- 行為とは謎の1ヶ月以上の誕生日のズレ
- 誕生日から割返すと里帰中のタイミング
- たった一人だけ一重
- 前妻は中絶を強く希望していた
- 育てば育つほど長男と似ていない。
凄く悩みました。考えれば考える程アウトです。どう考えても自分の子供じゃない。
本当の事を知るのが恐かった
次男の誕生から約半年後。私はたった一人家を出ました。家族も全て置いて。
家を出る時、前妻が言いました。「DNA検査でもすればいいじゃん!」
もし、本当に自分の子供であれば
「ずっと疑いながら育ててきた自分に対し」
もし、自分の子供でなければ
「ずっと隠してきた当時の妻に対し」
どの結果に対しても
「可愛い赤ちゃんに対し」
結局、結論を出すのが怖くて逃げ出してしまいました。
いっそ、DNA検査が義務付けだったら良かったのに。
今後も、一生はっきりさせないまま生きていくんだと思う。結局、自分の判断が間違えていなかったって思う為に。