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米空母を朝鮮半島周辺に急派 国務長官「シリア攻撃は北への警告」

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米空母を朝鮮半島周辺に急派 国務長官「シリア攻撃は北への警告」

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8日、南シナ海を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソン(米海軍提供、ロイター) 8日、南シナ海を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソン(米海軍提供、ロイター)
8日、南シナ海を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソンの甲板で飛行準備するEA-18G(米海軍提供)
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8日、南シナ海を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソンの甲板で飛行準備するEA-18G(米海軍提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 【ワシントン=加納宏幸】ティラーソン米国務長官は9日放送のABCテレビ番組で、米軍のシリア攻撃には核・ミサイル開発をやめない北朝鮮への警告の意味もあったと強調した。ティラーソン氏は「いかなる国も、国際規範や国際合意に違反し、他国の脅威になるのであれば対抗措置が取られるというメッセージだった」と述べた。

米海軍原子力空母カール・ビンソン =3月15日(AP)
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米海軍原子力空母カール・ビンソン =3月15日(AP)フルスクリーンで見る 閉じる

 ティラーソン氏はCBSテレビのインタビューでは米中首脳会談での北朝鮮問題に関する議論に触れ、「脅威のレベルが行動を取らざるを得ない状況にあることを習近平国家主席も明確に理解したはずだ」と語った。米軍によるシリア攻撃は6日のトランプ米大統領と習氏の夕食会の最中に実行された。

3月28日、太平洋を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソン(中央)(米海軍提供)
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3月28日、太平洋を航行する米海軍原子力空母カール・ビンソン(中央)(米海軍提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 これに関連し、米太平洋軍のハリス司令官は8日、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群に北上を命じた。米海軍第3艦隊(米カリフォルニア州サンディエゴ)が発表した。朝鮮半島周辺で活動し、核開発・ミサイル開発を続ける北朝鮮の挑発に備える狙いがある。

3月3日、米海軍原子力空母カール・ビンソンの甲板に駐機するF18(米海軍提供、AP)
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3月3日、米海軍原子力空母カール・ビンソンの甲板に駐機するF18(米海軍提供、AP)フルスクリーンで見る 閉じる

 ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻が含まれ、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応。海軍は「空母打撃群はオーストラリアへの寄港を取りやめ、西太平洋で第3艦隊の作戦統制下に置かれる」とした。

米海軍原子力空母カール・ビンソンに着艦するF/A-18 =3月14日(AP)
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米海軍原子力空母カール・ビンソンに着艦するF/A-18 =3月14日(AP)フルスクリーンで見る 閉じる

 第1空母打撃群は1月に母港のサンディエゴを出港し、西太平洋に展開。南シナ海で活動し、海上自衛隊と東シナ海で共同訓練を実施。韓国や周辺海域での米韓両軍による定例の合同野外機動訓練に参加した。

 米ホワイトハウスは8日、トランプ米大統領が韓国の黄教安大統領代行と電話会談し、北朝鮮情勢で緊密に連絡を取り合うことで一致したと発表した。

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