挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
1076/1076

番外319 重ねてきた日々に

 迷宮核の齟齬は……侵入者が迷宮中枢に忍び込み、迷宮核に干渉したことに端を発する。それだけならラストガーディアンに排除されて、迷宮核を修復してお終い、だったのかも知れない。
 しかしその頃には収まっていたはずの魔力嵐が原因で……ティエーラの半分が取り込まれたラストガーディアンは起動と同時に暴走することが確定してしまっていた。だから、迷宮核の齟齬を直すための手段はそれから長らく失われていた。

 ラストガーディアンの暴走の折に死亡した侵入者達は……地上の民であったようだ。これこそがベシュメルクの前身となった国の密偵、ということになるのか。

 となると……地上への干渉が行われたとするならイシュトルム本体ではなく、分身か、或いはイシュトルムに同調するような月の民が他にもいたか。
 そのあたりの顔ぶれと、ベシュメルクの密偵が接触し、迷宮深層に至るために結託したという可能性は否定できない。イシュトルムの言動をどこまで信じられるのか、という問題もあるが……奴自身はあまり関与していない風ではあったが、大昔の事で当事者がほとんどいないので、細かな部分の真偽を探るのは難しいだろう。

 先程のエレナの話から新たに分かったこととしては……魔力嵐の原因となる出来事を起こしたのは、ベシュメルクの前身となった国の王だということ。これを仮に古代の呪術王、とでも呼んでおくか。

 魔力嵐を引き起こすも、それを利用する形で偶然魔界を作り出し、そしてそこに逃げ込んで呪術王国の民は生き延びた。魔力嵐が収まるまでもそれなりに長い時間が過ぎている。王は……月の民のように長命だったか。或いは魔法による延命を図ったか、それとも代替わりしてもまだ野望を捨てられなかったか。

 となれば頃合いを見て月の船の降りた土地を探り当て、そこに密偵を送り込んだと見るべきなのだろう。連中は迷宮深層に辿り着いて――そして暴走。クラウディアは迷宮に縛られることになる。

 それから後に……盟主やヴァルロスが決起。俺達の戦いへと繋がっていく。
 魔力嵐が魔人達を生み出す原因の一つとなったことに間違いない。本当に……過去から連綿と因縁が続いているものだ。

「自らの所業を恐れ、伝承を残して魔界を封印……。そうなると、近年になって魔界を利用しようとした権力者が現れた、ということでしょうか?」

 エレナ自身に関する話は……船の状態から見ても、そんなに遥かな昔の出来事ではあるまい。

「はい。年代としては今から大体……半世紀程昔の出来事になります」

 ……50年。尺度が色々おかしいが、全体から見ればやはり最近と言える程度の時間か。
 ヴァルロスが動き出すよりも大分前だが、そうなると情報が出回らない今のベシュメルクについて、エレナが慎重になるというのは分かる。ベシュメルク側とて、エレナについてまだ忘れてはいないだろうから。方針が変わったかどうかは不明だが。

「当時の王が、魔界に目をつけたのです。魔界に変化がないか、調査は時折行われていたのですが……魔界の資源を使っていくつかの魔道具や兵器を生み出し、軍事力を増強しようと計画したのです」

 諫言した者は投獄や処刑をされた、とエレナは語る。

「……最終的に……当事者である私や宮廷魔術師であった私の師、反対派の貴族達や、騎士団長も反発し、宮廷を制圧して王に退位を迫る、という計画が練られました。ですが……」

 その先の事を思い出したのか、辛そうに言い淀むエレナ。俺達にとって半世紀前でも、彼女にとってはつい昨日の出来事、か。

「裏切り者がいた、と手記にはあったわね」

  ローズマリーが眉根を寄せる。計画が露見して……船で逃げ出した、というわけだ。

「はい……。騎士団長と、それに付き従う者達は、最初から王の命を受けていたのです。私達はそれを知らずに慌てて騎士団長達と逃げ出し……その……。」
「思い出すのが辛いなら、無理をしない方が良いわね。何となく、その後の顛末は分かるから」
「ありがとうございます。けれど、心配には及びません。大丈夫です」

 ローズマリーの言葉に、エレナは力なく笑う。
 その後の顛末か。船で逃げている途中で騎士団長達が動いた。反対派の残党を始末し、エレナを連れ帰るつもりだったのだろう。
 船の状況と一致するな。襲撃した側は、高度な訓練を受けた組織だった集団、と見ていたが、騎士団長とその部下達ということならば納得がいく。

 エレナは大きく深呼吸をすると、更に言葉を続ける。

「船は漂流していましたが、何より帰るべき場所に当てが無かったのです。私の事情を知って、受け入れてくれる相手。魔界に対して野心を抱かないような相手。そして、王の手が届かない場所。そんな心当たりは……私にも、師匠にもありませんでした」

 しかし、座して漂流の果てに命を落とせば、逃げ出してきた意味が無い。そこで、エレナと魔術師は決断を迫られる。

 というよりも……2人は魔道具を最初から準備していたのだ。自分達が失敗した場合の最後の保険として。
 つまり、どこにも向かわないという選択。エレナが眠り続けている限り、王の元に巫女が現れる事はなくなる。魔界は……封印されたまま、その扉が開くことも無い。

「それほどまでの決意を以っての事、だったのですね」

 アシュレイが表情を曇らせる。

「私は――皆様がヴェルドガル王国の方々と聞いて、これが私の運命だと思いました。テオドール様や皆様の人柄を知り、成してきたことを聞いて。私達の祖先の罪を告白して、そして断罪されるのなら、それもやむを得ない、と」

 エレナはそう言ってかぶりを振る。

「ですから、お願いがあるのです。もし今の状況を調べて、まだベシュメルクが野心を捨てていないのならば……御迷惑をおかけするわけには参りません。私をまた、あの魔道具で眠らせてはくれないでしょうか?」

 エレナのそんな言葉に……皆、息を呑んだのが分かった。自分達の祖先が犯した罪を、自ら背負う。そんな決意は、目を覚ましても尚、揺らいではいないのだろう。

「その後をお任せすることになってしまうのは、心苦しいのですが、テオドール様達なら信じる事が――」
「その提案は、乗るわけにはいかない」
「ええ。論外だわ」

 エレナの言葉は最後まで言わせない。俺もクラウディアもはっきりと断言する。みんなもすぐに頷いた。そこまでの拒絶を予想していなかったのか、今度はエレナが驚く番だった。

「私は……迷宮の管理者だったのよ。長い時間を……管理者として縛られて過ごしてきたわ」
「それに私達は、ずっと見守ってきてくれたクラウディア様を、解放するために力を合わせてきたんだもの」
「だから、私達がエレナ様の事情を知ったからってそんな提案を呑むわけ、ない」

 クラウディアの言葉を引き継いで、イルムヒルトが決然とした表情で言う。シーラもイルムヒルトに続けて、そう言った。

「ベシュメルクの人達が犯した罪だから責任をというのなら、私の両親もベシュメルクの出身です。エレナ様のお話を聞いて、知らない振りなんてできません」

 エレナは俺達の反応やクラウディアの出自に戸惑っている様子であったが、グレイスの言葉に、更に目を丸く見開いていた。

「そもそも、当事者ではない、何代も後の子孫に罪なんてないでしょうに……というのは、ハルバロニスでも言ったかしらね」
「ええ。そういう事例を他にも知っているけれど、私達は問題にしなかったわ」

 と、ローズマリーとステファニアが言う。ローズマリーはあまり感情を表に出してはいないが真剣な表情だ。ステファニアは……心配そうなもので。
 エレナはどこか申し訳なさそうに俯いてしまう。

「だって、本当に沢山の人達が、命を落としたって……。精霊様達に、酷い事をしたって……」
「だからそうならないように……守ろうとして下さったんですよね。エレナ様の命だって危なかったのに」
「エレナ、が……1人で眠れば、なんて……そんなのは、やだ、な。おともだちに、なったのに」

 アシュレイが心配そうにエレナの背中に触れ、マルレーンが手を取って、たどたどしい声で言う。
 そんな皆の言葉に……エレナはぽろぽろと、涙を零した。
 それは、年相応の少女の反応で……。きっと張り詰めていた糸が切れたのだろう。

「精霊達は、多分エレナさんの事は嫌ったりしていない、と思いますよ」
「そう……そうでしょうか……?」
「間違いありません」

 それは確信を持って断言できる。ティエーラとコルティエーラの、暖かな力を今も感じるのだ。話の途中で、通信機で伝えた。だからこれは――ティエーラ達の返答に他ならない。丁寧にも、そっちに顕現しないのは驚かせないため、と。通信機に捕捉のメッセージまで入れてくれているし。

「それに……こちらの事情も色々お話すれば納得してもらえると思いますが、既に僕達の問題でもありますから。一緒に解決する方法を探るのが僕の通すべき筋というものです」

 だから、エレナに眠ってもらうなんて解決方法だけはしない。それでは、今まで重ねてきた日々に、みんなとの絆に、嘘をつくことになるから。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部)
  • 20262 user
  • 最終掲載日:2017/04/07 12:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全349部)
  • 25814 user
  • 最終掲載日:2017/04/12 21:25
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1334部)
  • 27098 user
  • 最終掲載日:2017/04/12 18:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~(旧:古今東西召喚士)

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全395部)
  • 21320 user
  • 最終掲載日:2017/04/11 21:48
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全835部)
  • 19877 user
  • 最終掲載日:2015/05/28 11:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全355部)
  • 25119 user
  • 最終掲載日:2017/04/05 12:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1492部)
  • 23121 user
  • 最終掲載日:2017/04/12 12:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全168部)
  • 23885 user
  • 最終掲載日:2017/04/01 02:34
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全144部)
  • 21623 user
  • 最終掲載日:2017/04/09 00:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 25428 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全97部)
  • 20280 user
  • 最終掲載日:2017/04/01 02:08
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全258部)
  • 30570 user
  • 最終掲載日:2017/04/08 18:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全487部)
  • 21622 user
  • 最終掲載日:2017/03/18 22:46
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 26335 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者都合により後日談は隔週更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引っかか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全211部)
  • 22499 user
  • 最終掲載日:2017/04/08 07:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全112部)
  • 19541 user
  • 最終掲載日:2017/04/11 07:55
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全217部)
  • 19211 user
  • 最終掲載日:2017/04/09 21:08
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全219部)
  • 24148 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 21:22
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り込みのできる方。月給25万+歩合//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部)
  • 21682 user
  • 最終掲載日:2017/04/08 21:00
蘇りの魔王

勇者に討たれ、その命を失ったはずの魔王ルルスリア=ノルド。 彼にはやり残したこと、解決できなかった問題がいくつもあったが、悪は滅びると言うお題目に従い、消滅した//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全272部)
  • 21453 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 18:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全808部)
  • 25025 user
  • 最終掲載日:2016/11/16 00:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全400部)
  • 19329 user
  • 最終掲載日:2017/04/04 07:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 30236 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 21399 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全525部)
  • 30542 user
  • 最終掲載日:2017/04/08 18:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部)
  • 25018 user
  • 最終掲載日:2017/03/10 07:28
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全438部)
  • 19864 user
  • 最終掲載日:2017/04/01 01:00
用務員さんは勇者じゃありませんので

部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。 魔法学園のとある天才少女に、偶然、数十名の生徒・教師ごと召喚されてしまいます。 その際、得られる力をとある生//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全136部)
  • 19948 user
  • 最終掲載日:2017/04/08 21:52
↑ページトップへ