韓国・論山市の中学生が日本へ 百済文化ゆかりの地訪問

【論山聯合ニュース】韓国中部の忠清南道論山市の中学生52人が10日、海外研修の第1陣として日本に出発した。

 江景女子中学3年生の生徒52人と引率教師らは、2泊3日の日程で大阪・奈良・京都を回り、百済文化を探訪する予定だ。

 訪問する地域の一つである大阪府羽曳野市には百済の武寧王の父、昆支王が定住した飛鳥地区があり、昆支王を祭った飛鳥戸神社もある。

 海外研修を希望する論山市の中学8校の3年生計368人が来月10日まで順次日本を訪れ、百済文化の遺跡を回る。

 1人当たりの研修費用66万ウォン(約6万4000円)の一部は市が負担する。

 同市は、中学生の研修が終わった後には地域の高校(12校)の2年生計1760人を対象に、同じコースの研修プログラムを実施する方針だ。

 黄明善(ファン・ミョンソン)論山市長は「短い日程ではあるが、学生たちがこのプログラムを通じて百済文化の優秀さを知り、国際感覚も養うことを願う」と述べた。

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