買ったといっても例によって中古、某オークションである。これでデジタル一眼レフカメラを入手後、3本目。完全にレンズ沼にハマってしまっている。
まあ、新品ではなく安物中古ばかりなのが、救いである。
送料込みで2000円以下と激安だが、ノークレーム・ノーリターンのジャンク扱いだ。
Tamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro
タムロンのモデルナンバーでは472Dといわれる古いレンズだ。
https://www.tamron.co.jp/data/af-lens/472d.htm
例のペンタックスの海外フォーラムサイトでの点数は8.33と優秀だが、評価者がたった3人ではあてにならない。
Tamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro Lens Reviews - Tamron Lenses - Pentax Lens Review Database
最大望遠の300mmにすると、こんな具合に長く伸びる。バズーカ砲というにはショボいが巨大である。重さもレンズだけで500g以上でズシリと重い。
こんなのは普段使いには出来そうにないが、近所の川に出没する鳥を狙ったり、福井鉄道の路面電車を撮ってみたくなって、中古市場を物色した。
一口に望遠レンズといっても、70㎜程度でも望遠だし、プロのカメラマンが扱うクラスになると1000㎜を超える物もある。既に105㎜に対応するズームレンズはもっているので、それより長いクラスを当る事になる。
出品が多いのは200㎜~300㎜クラスのズームレンズである。
これらは、新品のダブルズームキットの長い方のレンズとして付属されることが多いからだろう。また、ママパパカメラマンが、子供の運動会撮影用として、購入される事を狙って企画された商品群でもある。
当然PENTAXの望遠キットレンズであるSMC Pentax-DA 55-300mm F4-5.8 EDも沢山出品されている。しかし、純正現行レンズだけに人気が高く、玉数は多くても値段は高くなりがちである。タムロンやシグマのデジタル対応の最近の商品も値段が高くなる。
5千円程度で落とせない事もないが、自分はそれさえも高く感じてしまう。
そこで自分が目を付けたのがタムロン372Dである。自分が入手した472Dは外装デザイン変更版で基本性能は同じだ。
これは銀塩フィルム時代の古いレンズであるが、実はタムロンの同クラス現行レンズであるA17も光学系の基本設計は同じまま(9群13枚 LDレンズ使用)で、リニューアルを繰り返しただけのレンズなのである。
TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: エレクトロニクス
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デジタル対応として、レンズの表面反射を防止するコーティングの質を向上させたり、接写距離を短くするためのマクロスイッチが付加されたり、外観デザインが変更されたりしているが、使用レンズ構成は変わっていないのだ。
全く同じではないにしろロングセラーには意味がある、それなりに素性の良いレンズであろう、という判断である。
とはいえ、現行品でさえAmazonで1万円台前半で売られている安物レンズでもある。
そう期待できる物でもないのだが……(続く)