9日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、民進党の渡辺周(しゅう)衆議院議員が、森友学園問題の追及に本音を漏らした。

番組では、「森友学園問題&豊洲市場移転問題 2大劇場とっとと決着つけてくれ!! 与野党議員が徹底討論SP」と題して、与野党議員が森友学園問題を議論していた。

今回の問題で注目されているのは、同学園が小学校の建設用地として大阪・豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得していた点だ。しかし、同学園の理事長・籠池泰典氏が安倍晋三首相の妻・昭恵夫人に対し、100万円を寄付した疑惑などが次々と浮上。国会が未だに紛糾する中、根本的な事態解明に至っていないのが現状である。

与野党議員が意見を戦わせる中、渡辺議員は、森友学園問題の幕引きは図らず、このまま追及姿勢を続けていくと断言した。

しかし、阿川佐和子が「飛んで火にいる夏の虫っていうか、飛んで安倍政権が倒れればいいなっていうんで、追及は止められないわけですよね?」とツッコンだところ、渡辺議員は、問題の追及は国会に議席を持つ野党の存在意義がかかっていると述べた。

そこで、法政大学法学部教授の萩谷順氏が「ちゃんとやらないと、今度また(民進党の)支持率下がるんですよ」と指摘するや、渡辺議員は「やってもやらなくても捨て身です、ハッキリ言って」「やってもやらなくても支持率上がらないなら、捨て身でいくしかないだろうと」と本音をぶっちゃけ、スタジオの笑いを誘っていた。

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