サイトの規模にもよりますが、webサイトのデザインにはかなりの労力と時間を要します。特にCSSの設定は、サイト全体の見た目を左右するだけでなくSEO効果やアクセシビリティ向上にも影響してくるため、高いスキルが必要です。
しかし、CSSフレームワークを上手に活用することで作業時間は大幅に減り、クオリティも上がるため、利用しない手はありません。そこで今回は、人気の高いCSSフレームワークをご紹介します。
CSSフレームワークを活用してWeb制作の時間を短縮
最初にCSSフレームワークを活用するメリットについて理解しましょう。
Webをデザインする際、CSSをイチから設計するには、かなり高いスキルと多くの時間を必要とします。レイアウト(グリッド)やボタンのデザイン、ナビゲーションの設置、プラグインの選択などCSSの役割は多岐にわたり、これらすべてをオリジナルでデザインしようとすれば制作コストも跳ね上がりがちです。
こういったCSSデザインにおいて、フレームワークを活用すれば制作時間やコストを大幅に削減することができます。さらに、より使いこなすことができればオリジナルに近いデザインを生み出すことも可能です。
例えていうならば、さまざまなスパイスを調合して作るカレーと市販のルーを使ったカレーの違いみたいなものだと考えてください。手間やコストを削減し、かつ時間も短縮できるカレールーのような存在がCSSフレームワークです。
人気&定番のCSSフレームワーク8選
CSSフレームワークは、その需要の高さから多くのものがリリースされており、マイナーなものまで含めると50前後あるといわれています。
どれもが個々に特徴を持っていますが、大きく分けると機能を充実させたフレームワークと、シンプルで余計な機能を省いたフレームワークに大別され、使い心地はさまざまです。
それらの中から、特に人気の高いものや使い勝手の良いもの、定番の物などをチョイスし以下でご紹介します。
1. Bootstrap
CSSフレームワークの定番中の定番です。カレールーで言うとバーモントカレー的ポジションでしょうか。デザイナーで知らない人はいないといわれるほど有名なCSSフレームワークなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
特徴はレスポンシブ対応可能なサイトデザインが行えることや使い方を解説しているサイトの多さです。インターフェイスは英語ですが、特に問題なく誰でもスムーズに利用することができます。
2. Semantic UI
比較的自由度の高いデザインが可能なのがこのSemantic UIです。コンポーネントの種類が多く、自然言語に近いHTMLでデザインができます。
あまりメジャーではありませんが、時間を削減しつつオリジナリティを追求したいデザイナーに人気です。
3. Foundation
Bootstrapと肩を並べるほど人気のあるフレームワークがこのFoundationです。カレールーで言うとジャワカレーのような存在になります。
自身のスキルや開発環境に合わせて導入方法を選択することが可能であり、グリッドシステムを採用しているため簡単にレスポンシブデザインのWebページを作成できます。
4. Pure
とにかく軽い動作が自慢のPureです。比較的小規模のweb制作に適しているといえるでしょう。
グリッドやテーブルなど最低限欲しいメニューは揃っており、高度なwebを作成しないときに、こちらを利用するデザイナーは多いです。
5. Materialize
Materialize は、Bootstrapと似た操作感を持ち、マテリアルデザイン(Googleが発表したデザインに関するガイドライン)を取り入れたフレームワークです。
シンプルさを売りにしており、サイトテンプレートも用意してあるためさくっとランディングページを作成することができます。
6. Material UI
Materializeと同じくマテリアルデザインを採用したフレームワークがMaterial UIです。基本的にシングルページアプリケーションのために作られており、使いこなすにはNode.jsのスキルを必要とします。
デザイナーにとっては少しハードルが高いかもしれませんが、機能的には申し分なく、美しいデザインを実現できるため人気です。
7. Gumby
Sassマニアなら泣いて喜ぶフレームワークがこのGumbyです。基本的にカスタマイズを前提としているので、機能も多く柔軟性の高いデザインをつくるときに向いています。
幅広く支持されるフレームワークではありませんが、カスタマイズ性が高いため凝り性の人にはオススメのフレームワークです。
8. INK
こちらもSass製のCSSフレームワークです。見た目はシンプルですが昨日は充実しており、ナビゲーションメニューやフォームなどの機能も一通り揃っています。
グリッドも使えるため、扱いやすさはかなり良いといえるでしょう。ただし、シンプルなインターフェイスの割に機能は高く、Gumbyよりも少しくせが強いところがあるので注意してください。
試行錯誤を繰り返すことも大切
CSSフレームワークは、手軽に扱えるシンプルなものから機能が充実したクオリティの高いものまで数多くがリリースされています。
多くの場合フレームワークを使ってデザインすることになりますが、そのwebデザインにおいては、「どのようなサイトをつくるのか」を検討し、適切なフレームワークを選択すること必要です。
また、自分に合うかという視点で考えることも重視してください。どれだけ高機能でも自分が使いこなせなければ宝の持ち腐れです。いろいろなフレームワークを試してみて、自分にとって使い勝手のよいフレームワークを選択するようにしましょう。
おわりに
CSSフレームワークにおいては、やはりBootstrapが定番であり、まずはBootstrapから習得をはじめるデザイナーがほとんどです。Bootstrapに慣れてきた段階で他のフレームワークを試してみるという方法もいいでしょう。
数あるフレームワークの中で、どのフレームワークがどんな機能を持っているのかをあらかじめ深く把握し、自分にフィットするフレームワークをいろいろと試してみてみることをオススメします。








