普段から仲のいい二人の対談記事。
お互いの信頼関係がよく分かる。

小池百合子×野田聖子「そろそろ"ポスト安倍"の 話をしましょう」 「お酌下手」な女性政治家の本音対談(現代ビジネス)

日本維新の会に所属する立場としてあまり語ってはいなかったが、近くなってきたので都議選について一言。

客観的に見て、この対談記事は自民党や維新の候補者のみんなも読んでおくべきだと思う。
何が小池さんの強みでどこを世間が評価しているのかがよく分かる。

個人的に、東京自民や…もちろん仲間である維新の候補者たちの姿勢はとても立派だと感じている。自民だって、そろそろ公明=創価学会頼みの選挙は一線を引いていった方が良い気がするので、真っ向勝負を決めた自民や維新の戦いに声援を送りたい。

個人的な予測を先に言っておくと、小池さんのところは今言われているほどの圧勝にはならない気がしている。やはり自民党はそれなりに強いと思う。個人個人が組織をフル稼働してそこまで負け切らないように思う。もちろん、公明と合わせてしまうとさすがに過半数はいくと思うけれど、一部で書かれているように「小池さんの新党だけで単独過半数」はない気がする。

この対談記事の中にあるように

・200億円の復活予算の廃止
・超高価格体質の改善

この二つの印象はかなりいい。世間的には評価するはず。しかも小池さんの表現の仕方も相変わらず上手。

「豊洲市場も同じ。あの施設に6000億円もかけるなんて、後のランニングコストを含めると、信じられない。巨大すぎる『平成の戦艦大和』ね

上手い言い回し。こう言えばマスコミが使いやすいことをよく分かってる。「クールビズ」の時から変わってない。センスなんだろうな。
野田さんの援護射撃も効いている。

「うちの子は障害があるんですが、小池さんが都知事になって、都の教育庁がやろうとしなかった、学校での医療的ケアができるようになった」

これも本当のこと。あまり報じられていないけれど、こういう所をケアできるのは上手い。学校ではこういう改革が行われた、と言う話はあっという間に回る。
保護者は噂好き。あっという間に奥様方に広がり、それが旦那に広がる。
これで子供たちは票を持っていないものの、その両親の票が来る。一人の子供につき、2票づつ獲得できる。

この二つを並べることで
・都議会自民党の無駄遣いにメスを入れた
  ↓
・そして、子供たちに・弱い人たちに予算を回してます
の図式が完成。実際はそうであってもなくても。相変わらずの小池さん。

豊洲の問題で言えば、とっとと移転した方が良いことくらい、もう誰でも分かってる話で。
しかし、今までの都議会自民党はやりたい放題やってたことは事実。
小池さんはそこをつつくのが上手い。
そこからどれだけの予算が出てくるのかもわかってるはず。

都議会自民党は『小池さんは敵を作ってアピールするのが上手い』と批判しているが、そもそも
『敵役』
に仕立て上げられて違和感がないほどやりたいようにやってた自分たちが悪い。これを自覚していない。なので、都議会選挙では厳しい戦いになるだろうなとは予測する。

維新のメンバーは相変わらずのド直球のド真っ直ぐ(笑)。
そういう所が大好きだが、小池さんの演出力は天才的。さすがに強敵だけれど、逆に言えば本当に勉強になると思う。でも、ぶれずにまっすぐ進む維新のみんなのことはやはり応援したい。

日本の政治は第1極が自民党。上場企業や利権産業と向き合う政党。支配者階級の政党。
第2極が民進。労働者階級の政党。労組中心。

日本には正確な第3極=『維新』の存在が必要。

利権や特権を持たない政治集団=第3極。本当に弱い立場・票を持っていない子供たち。日本のことを大好きで大切位に思い、保守的な価値観は持ちつつも、日本の将来を憂うからこそ利権に惑わされない集団。維新の存在は絶対に必要。利権組織がないから選挙は弱いけれど。

そこを正確に伝えていけるかどうかなのかな。
小池さんは言っても自民党。インタビューにもハッキリ答えている通りで

「選挙は、出馬することに意義があるわけじゃない。やるからには勝たなきゃ意味がない

これが小池さんの本当の本音。
結局、まずは勝ちあがること。バッジをつけること優先。
ある意味正解だけれど、私は政治に手を上げて、街頭で必死に訴えるだけでも絶対に「意味はある」と信じている。ポスターに名前を書くだけではなく、メッセージを記すことで、誰かが読んでくれるかもしれない。それが「意味がない」とは思えない。
青臭いかもしれないが、
結局勝つのは小池さんかも知れないが、
維新のみんなが必死で叫ぶ、その声を

「意味がない」

と言うのはやはり少々違う気がする。

さ、今日もポスター貼りしてこよう。
千葉1区の皆さん。僕のポスター、文字多いですが、おヒマでしたら立ち止まって読んでくださいね。