ニューデリー=奈良部健
2017年4月11日23時34分
高成長を続けるインドの自動車販売が3年連続で急増している。2016年度の新車販売台数(乗商用車の合計)は、前年度より8%増の376万959台となり、過去最高だった。モディ首相が打ち出した「高額紙幣廃止」の影響が懸念されたが、各メーカーは販売キャンペーンを強めるなどして乗り切った。
「乗用車の伸びは十分すぎるといっていい」。インド自動車工業会の幹部は11日、こう胸を張った。同日の発表では、全体の約8割を占める乗用車が、前年比9%増の304万6727台だった。300万台を超えたのは初めてのことだ。
調査会社フォーインによると、インドは20年には約500万台の市場となり、日本とドイツを抜き、中国、米国に次ぐ世界第3位に躍進する見通しだ。
7%超の経済成長を続けるイン…
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朝日新聞国際報道部