1990年は、正統派のアーティストも活躍した年でしたが、個性的なアーティストが大活躍した年でした。そこで、数多いヒットソングの中から、個性的なアーティストの歌を中心に10曲まで紹介しましょう。
- No.1:UNICORN「働く男」
- No.2:牛若丸三郎太「勇気のしるし~リゲインのテーマ~」
- No.3:たま「さよなら人類」
- No.4:米米CLUB「浪漫飛行」
- No.5:ジッタリン・ジン「プレゼント」
- No.6:GO-BANG'S「あいにきて I・NEED・YOU!」
- No.7:リンドバーグ「今すぐKiss Me」
- No.8:X「WEEK END」
- No.9:小泉今日子「学園天国」
- No.10:ジッタリン・ジン「夏祭り」
- 1990年のヒットソングのまとめ
No.1:UNICORN「働く男」
UNICORNは、奥田民生さんがボーカルを務めるバンドです。そしてUNICORNの『働く男』は、会社と自宅を往復するつまらない日々の中で、好きな人を思い浮かべる事しか出来ない苦しい日々を歌う曲です。
このような歌は、どの時代でも共通するものがあるので、今の若い世代の方達が聞いても共感出来る歌と言えるでしょう。私が子供の頃に発売されたCDでしたが、子供の頃より大人の今のほうが共感出来る歌ですね。
No.2:牛若丸三郎太「勇気のしるし~リゲインのテーマ~」
俳優である時任三郎さんが、若い頃に『牛若丸三郎太』という名義で発売したシングルが『勇気のしるし~リゲインのテーマ~』です。私は、この歌はCM『リゲイン』で知りました。
この歌では、ビジネスマンが高い労働意欲を持って仕事を頑張っていこうという歌になっていますが、デフレ不況が続いてブラック企業の多い現代では考えられないような歌になっています。この辺りは、当時がバブルだった事が大きく関係しているのでしょう。
No.3:たま「さよなら人類」
私が子供の頃に聞いた歌で、特に圧倒されたのが『たま』の『さよなら人類』という歌です。1度でも聴いたら分かるかと思いますが「ふざけているのか?」と思いたくなるぐらい個性が爆発した歌です。
この歌では、人類が初めて木星にたどりついた事を面白おかしく歌っている曲で、子供の頃に「こんな歌が存在するんだなぁ」とある意味で絶句しましたね。しつこいようですが、当時はバブルだったので、このように個性が爆発した歌がヒットしたのかもしれませんね。
No.4:米米CLUB「浪漫飛行」
ド派手な格好をして『浪漫飛行』を歌っていたのが『米米CLUB』でした。この歌は、夢や希望が光り輝いて、生きるだけで素晴らしい事を実感出来るような歌でしたね。
当時は何のために生きているのか分からないのに、何で生きなくてはいけないのだろうかと思う時でも浪漫飛行を聴いたら少しは気分が紛れてましたね。
No.5:ジッタリン・ジン「プレゼント」
奈良県で結成されたとるバンド『ジッタリン・ジン』は、小細工なしで直球で歌うようなイメージがあります。歌とはテクニックではなく、気持ちが大事である事を教えてくれるようなバンドでしたね。
そのジッタリン・ジンが歌う『プレゼント』は、今まで彼氏から貰ってきたプレゼントを思い出しながら、他に彼女がいた事にショックを受けながら別れてやるよ!…と言い放つような歌です。なかなか彼氏と別れられなくて悩んでいる方は、この歌を聴いて踏ん切りをつけてみるのも良いかもしれませんね。
No.6:GO-BANG'S「あいにきて I・NEED・YOU!」
北海道出身のメンバーで結成されたガールズバンド『GO-BANG'S』の『あいにきて I・NEED・YOU!』は元気いっぱいに歌って、他に彼女がいる男性に対して私に会いにきてと誘う曲になっています。
不倫について厳しい今の時代では、信じられない歌ですね。まぁ、不倫と浮気という事で少し違いますけど。
No.7:リンドバーグ「今すぐKiss Me」
女性がボーカルを務めるロックバンド『リンドバーグ』は活動期間が短かったのですが、この『今すぐKiss Me』は凄く記憶に残っていますね。早いテンポの歌で、ドキドキする恋を止めないで、まっすぐに好きな人の事を一途に思う歌になっています。
この歌も直球で歌うような勢いのある曲だったので、子供の頃でも記憶に残っていたんでしょうね。
No.8:X「WEEK END」
日本の伝説的なバンド『X』の『WEEK END』は、亡くなろうとしている者と傷つけた者が対峙するような歌詞で、まさにロックバンドの曲に相応しい歌詞になっています。
現在聴いてみたら、現代のように音楽がデジタル化していなくて、生のドラムやギターの音が鳴り響いて良いですね。あまり、昔は良かったとかは言いたくないのですが、やっぱりデジタル化されていない迫力のある曲は聴いていると魂を揺さぶられるものがありますね。YOSHIKIさんが激しくドラムを叩く音や、hideさんが演奏するギターの音は今聴いてもやはり良いですね。
No.9:小泉今日子「学園天国」
1974年に『フェインガー5』の歌だった『学園天国』を小泉今日子さんがカバーをして、男性が歌っていた歌を可愛い女性アイドルが見事に生まれ変わらせた曲です。この歌は、綺麗な女子の隣の席に座りたい男子の気持ちを歌った曲でしたが、女性である小泉今日子さんが歌っても、あまり違和感を感じないから不思議でしたね。
No.10:ジッタリン・ジン「夏祭り」
ジッタリン・ジンの2曲目のエントリーとなるのが『夏祭り』です。この歌は後に『Whiteberry』もカバーした事で大きな注目を集めました。この歌は、 若い男女がお祭りデートをして、浴衣姿になった恋人にドキドキする気持ちやを歌い上げる曲になっています。
1990年のヒットソングのまとめ
いつもは、私の好きな歌を順番に紹介しているコーナーでしたが、今回は個性的な歌を中心に紹介しているので、好きな歌というよりは個性的だと感じた歌から順番に紹介してきました。
そのため、山下達郎さんの『クリスマス・イヴ』・徳永英明さんの『夢を信じて』・B'zの『太陽のKomachi Angel』などは紹介しなかったのはそのためです。
それとジッタリン・ジンの『日曜日』も捨てがたかったなという思いもありますが、それも10曲に絞るので、仕方のないところですね。さすがに1990年になったら、ここまで名曲が多くなるのかと思うような年でした。