2017-04-10
■[感想][雑記]『映画大好きポンポさん』読んだ。

ネットで話題になっていたWEBマンガ
『映画大好きポンポさん』を読みました。
【創作漫画】「映画大好きポンポさん」漫画/人間プラモ [pixiv]
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62252019
まあ、とりあえずネタバレや先入観を持ちたくない人は、
いいものだったので、まず読んでください。
136ページあります(さらりと)。
で、そんな前提で以下の感想文を。
面白かったです。
評判になるだけあるな、と思いました。
まず物語の構成が良くできているし、
登場人物の好き(表現への愛)=クリエイティブに100%直結している感じが、
クリエイト題材系の作品としてはとても新鮮だと思いました。
本作ではキャラが才能の有無に悩むことも、
商業的要請と作りたいものの狭間で悩むことも、
演者のわがままや色恋沙汰すら起きることはなく、
その結果、ただただクリエイティブの「喜び」と「映画愛」
を描き尽くした作品となっています。
見ようによってはあまりにも出来過ぎな栄光を掴んだ物語であるため、
後味には爽やかなものしか残らない。
連載とかならどうなるのか解りませんけど、読切としてなら大正解だと思います。
むしろ商業作品でないからこそできた切り口かなと思います。
でー、そんな『ポンポさん』は作品として素晴らしかったですよ、という上での
発言なのですが。
もんのすごい自分の個人的な好みを付け加えますと。
確かに良かったけど、100%乗れたわけではなかったかなあ、と。
なんでかって言うと、やっぱり自分にとってクリエイティブという行為は、
喜びと共に「業(ごう)」を同じくらい等価値で抱えているものという認識なん
ですよね。
自分や周囲を不幸にしながらも、物造りをやめられないという業。
「夢」別名「呪い」だってことは、海藤直也ひいては宇多丸師匠も言ってた。
夢と呪いが表裏一体。
でもやめられない。
止められないんだ。そう生まれてしまったんだから。
ものを作らずには生きてこれなかった人種だから。
だからこそ、創作の喜びは深くなるし、
命削りながらものを作る意味があるってものなんですわー。
でもまあ、
時代がこういうのを望んでいるのかな、とは思うけれどもね。
自分はやっぱり宮崎駿の『風立ちぬ』の精神性に号泣するし、
『G戦場ヘブンズドア』や『キャノン先生トバしすぎ』の方が
読むたびに泣いてしまうんだよなあ。
なんて、そんなことをちょっと思ったりした戯言でした。
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