火星衛星サンプルリターンミッションの検討に関する
フランス国立宇宙研究センター(CNES)との実施取決めの締結、
及び署名式の実施について
平成29年4月10日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長 奥村直樹と、フランス国立宇宙研究センター(The Centre National d’Etudes Spatiales : CNES)総裁 ジャン=イヴ・ル・ガル(Jean-Yves LE GALL)は、平成29年4月10日、火星衛星サンプルリターンミッション(略称:MMX)の検討に関する実施取決め(Implementing Arrangement)を締結いたしましたのでお知らせします。
JAXAとCNESは、本取決めにもとづきMMXの開発研究フェーズにおいてCNESからMMXへの提供を期待する以下の3点の協力内容について、共同検討を行います。
- 1. 近赤外分光計(MacrOmega)
- 2. フライトダイナミクス
- 3. 小型着陸機の搭載可能性検討
なお、本取決めは、JAXAとCNESの両機関長が2015年10月5日に署名した「宇宙プログラム分野における協力に係るJAXAとCNESの間の機関間協定」の下位取決めと位置づけられるもので、JAXA東京事務所において、田中正朗 文部科学省研究開発局長と在日フランス大使館バレッツ公使ご臨席のもと、両機関長により署名式が行われました。
署名後握手するCNESル・ガル総裁(左)とJAXA奥村理事長(右)