インサイドちゃんが贈る「インサイドちゃんのゲーマー人生相談(略してイン談)」、第5回も行ってみるほ。今回は“ゲームをクリアしてしまうと悲しくなってしまうゲーマー”の切ないお悩みだほ……。
ゲームをクリアした時の喪失感について悩んでいます。
私は、何週間もかけて終わってほしくないと思いながらクリアしたゲームとの別れがとても辛く、数日間気分が沈んでしまうことが多々あります。最近では『ペルソナ5』をクリアした後に2時間ほどベランダに立ち尽くし、その次の日から3日間ほど寝込んでしまいました。
現実世界では人と別れるときは相手が生きてさえいれば連絡を取り合い、そこから新しく物語を紡ぎだすこともできますが、ゲーム世界での別れ(クリア)はその世界の消失、登場人物を含めた世界の死であり、続編などが出ない限りそれ以上何も起きることはなく、私達ゲームファンは一つのゲームを終わらせるたびに何十人ものキャラクターと死別することになるためとても苦しいです。
このままでは私は、ゲームを楽しみながらも心のどこかでは終わった時の哀しみを想像してしまい、その時々に沸き起こる感情を受け入れられなくなってしまいそうです。
インサイドちゃんは大切な思い出になるようなゲームとの別れ、クリアした時の喪失感をどのように乗り越えていますか? また、インサイドちゃんは水属性にもかかわらず、どうしてコントローラーに触れられるのでしょうか...?
私は、何週間もかけて終わってほしくないと思いながらクリアしたゲームとの別れがとても辛く、数日間気分が沈んでしまうことが多々あります。最近では『ペルソナ5』をクリアした後に2時間ほどベランダに立ち尽くし、その次の日から3日間ほど寝込んでしまいました。
現実世界では人と別れるときは相手が生きてさえいれば連絡を取り合い、そこから新しく物語を紡ぎだすこともできますが、ゲーム世界での別れ(クリア)はその世界の消失、登場人物を含めた世界の死であり、続編などが出ない限りそれ以上何も起きることはなく、私達ゲームファンは一つのゲームを終わらせるたびに何十人ものキャラクターと死別することになるためとても苦しいです。
このままでは私は、ゲームを楽しみながらも心のどこかでは終わった時の哀しみを想像してしまい、その時々に沸き起こる感情を受け入れられなくなってしまいそうです。
インサイドちゃんは大切な思い出になるようなゲームとの別れ、クリアした時の喪失感をどのように乗り越えていますか? また、インサイドちゃんは水属性にもかかわらず、どうしてコントローラーに触れられるのでしょうか...?
「煮込み布団」さん(年齢・性別・職業:不詳)
「RPGでラストダンジョンを攻略したくない」みたいな感じほ? こういう悩みを抱えている人はけっこう多いと思うのだけれども、ボクはゲームをクリアしてさみしくなることがないんだほ。ゲームを終えたら感想を書いたり、知り合いのライターさんと語りあったりするから、たぶんゲームを終えてもそこですべて終わりだと思わないんだほ。
いいゲームほど名残惜しいというのは事実だと思うほ。数時間でサクッと終わるDLタイトルとかならそんなでもないかもだけど、数十時間も遊ぶRPGなんかだとなおさらかもしれない。ただ、終わりに何を見るかは人次第だほ。
「生きるのも死ぬのも、ゲームが始まるのも終わるのも、単なる結果でしかなく、そこに何を見るかで楽しいか悲しいかが決まるわけだほ。煮込み布団さんはつらさを強く感じるようだけれども、そう感じるのはそれまでにたくさん楽しんだからだほ? それなのに“終わってしまう”という部分にばかり注目してるほ。
ゲームの世界というのは、煮込み布団さんのような人たちを楽しませるために存在しているほ。なのに、楽しさよりつらさを強く感じてしまったら……、たぶんゲームの世界の彼らも喜ばないほ。喪失感を覚えたら、ゲームがくれた楽しい体験のほうも思い出して欲しいほ。
そして、ゲームの世界というものは語り継がれることで死ぬことを免れるほ。人間が肉体を無くしても歴史に残ることがあるように、終えて悲しいと思うほどのゲームがあったらその感想やレビューを書いて公開するといいほ。その話が続いている間は、まだゲームの余韻が続いているんだほ。そしてきっと、それが自分のためにもなるほ……。」
ゲームの世界というのは、煮込み布団さんのような人たちを楽しませるために存在しているほ。なのに、楽しさよりつらさを強く感じてしまったら……、たぶんゲームの世界の彼らも喜ばないほ。喪失感を覚えたら、ゲームがくれた楽しい体験のほうも思い出して欲しいほ。
そして、ゲームの世界というものは語り継がれることで死ぬことを免れるほ。人間が肉体を無くしても歴史に残ることがあるように、終えて悲しいと思うほどのゲームがあったらその感想やレビューを書いて公開するといいほ。その話が続いている間は、まだゲームの余韻が続いているんだほ。そしてきっと、それが自分のためにもなるほ……。」
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なんだかしんみりした感じになってしまったけど、今回の人生相談はこれでおしまいほ。そうそう、悩みは引き続き募集中だほ。悩み相談はこの記事のコメント欄に書き込むか、あるいは問い合わせフォームに件名「人生相談」と記載して送ってくれほ。
■インサイドちゃん プロフィール
たまにインサイド編集部で仕事を手伝う謎の女の子。手汗がけっこう出るタイプなので、ゲームを遊ぶ時は必ずタオルハンカチをそばに置いている。緊張しやすいのかと聞いてみたところ、「(手汗は)水属性だからだほ!」と回答した。それが真実かどうかは定かではない。
【人生相談】
ボクはオンラインでみんなで遊べるすごく面白いレースゲームにハマッています、すでにそのゲームを87時間ほどプレイしているのですが、自分のなかの野生(ワイルド)の動物(アニマル)たちが「もっと!もっと! このゲームを遊んでくれ!!」と叫ぶため、本能が抑えきれずにまだまだ遊び足りないです。ただ、最近は友人たちがそのゲームに飽きてしまい、誘いを無視するようになってしまいました。どうすればいいでしょうか? もしくはインサイドちゃんが一緒に遊んでくれないでしょうか? 並々ならぬレベルで面白いゲームなので きっとインサイドちゃんもハマると思います。よろしくお願いします。ということで、遊んでくれますか? 遊ぶよね? 遊ぼう!
RPGは元から感情移入しやすいように作ってるからなぁ。人によっちゃ影響を強く受け過ぎることもあるだろう。
ゲーム体験が死を迎えることで
あなたは現実を歩きだす
人は食べたものと考えたもので出来ているというけど
あなたの体はゲーム体験で出来ているのかもしれないね
少し休もう
またいつかゲームに手を伸ばしたくなる
その時まで