サッポロ「極ZERO」の酒税めぐり国を提訴

サッポロ「極ZERO」の酒税めぐり国を提訴
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サッポロビールのビール系飲料「極ZERO」が税率の低い第3のビールに該当するかどうかで、会社と国税当局の見解が分かれている問題で、サッポロビールは自主的に納めた酒税115億円の返還に応じないとする国税当局の判断を取り消すよう求める訴えを、東京地方裁判所に起こしました。
サッポロビールは4年前に、税率の低い第3のビールとして極ZEROを発売しましたが、国税当局から第3のビールに該当しない可能性があると指摘され、115億円の酒税を自主的に納めました。

その後、サッポロは自社で調査した結果、第3のビールに該当するとして、酒税の返還を求めましたが、国税当局は応じていません。
このため、サッポロは11日、国を相手取って、国税当局の判断を取り消すよう求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。

サッポロは「株主への説明責任を果たすためにも、国税当局の妥当性について司法の判断を仰ぐことにした」としています。

一方、国税庁は「訴状が届いていないことや個別の案件であることから、コメントは差し控えたい」と話しています。