ケンタッキーフライドチキンによるオリジナルドラマ「ケンタッキーもしも劇場『もしも小倉唯が…』」が、インターネットテレビ局のAbemaTVにて4月13日(木)より放送決定!
なんと出演は『ViVid Strike!』リンネ・ベルリネッタ役、『ひなこのーと』柊 真雪役などでおなじみ、声優の小倉唯さんです!ケンタッキーフライドチキンの商品にまつわる様々なキャラクターを、小倉さんが演じる一話完結ミニドラマになります。(全6回)
本稿では、6つのシチュエーションのドラマの収録を終えた小倉さんにインタビューを実施! 声優になって以来、初のドラマ主演ということで、収録時のエピソードやケンタッキーのオススメのメニューなど語っていただきました!
秘書役はハマり役!? 小倉さんが六変化!
――今回は3分ドラマということですが、収録を終えた感想をお願いします。
小倉唯さん(以下、小倉):ドラマは子役時代に出演したことがあったんですが、物心ついてからは初めての挑戦だったので、当時とは全然別物でした。声優としてお仕事をしていく中で、色々なものを勉強してドラマにチャレンジするのは新しい試みだったと思います。
でも、最初にお話が来たときは「どうしよう!?」と思って(笑)。声だけの演技とは全然違うので、そういう意味では不安も大きくて。ただ、無事に撮影を終えてみると、すごく楽しくて、貴重な経験をさせていただけたなと思います。
――普段の演技は声のお芝居がメインですし、決して多くはないですよね。
小倉:ドラマ……それもショートストーリーで、色々なシチュエーションが用意されていて……あまりの情報量に最初は認識するまでが大変でした(笑)。そんな中で資料をいただいたら、さらに「これはガチなやつだ!」と気がついて(笑)。ひるんでいる場合じゃないなと思い、気を引き締めてチャレンジしました。
――今回は6つのショートストーリーを収録したと伺いました。それぞれどういったドラマだったのでしょう?
小倉:6つのドラマは、全部商品の名前やイメージに寄せたシチュエーションと、キャラクター設定になっているんです。最初がケンタッキーの定番の「オリジナルチキン」にちなんで“定番好きな彼女”という設定です。そのあとも、新商品などにちなんだ色んなシチュエーションに挑戦しています。中には“ポップな家庭教師”というちょっと変わったシチュエーションもあったりして。
――ポップな家庭教師……と言いますと?
小倉:ポップということで、いわゆる原宿系ファッションのイメージでした。テンションも高めで、普段の私とはかけ離れた設定だったので、そういうキャラクターに持っていくのが難しかったです。
――なるほど。残りの3つはどのような内容に?
小倉:「骨なしケンタッキー」にちなんだ“骨抜きにされる嫁“とか、新商品にちなんだ“セレブな同級生”、 “家族想いな妹”、“塩対応な秘書”です。
――塩対応な秘書、面白そうですね。
小倉:塩対応ということで結構ツンツンなんですけど、途中でデレました(笑)。ドラマは基本的に男性目線で進行して、毎回必ずある妄想シーンの中でそれぞれのキャラクターが、男性の憧れているセリフを言うんです。なので、大体どの役もギャップのあるシーンが見られると思います!
――それぞれ演じている中で、一番楽しかった役を教えてください。
小倉:塩対応な秘書です。
――今まで小倉さんが演じらてきたキャラクターの中では、決して多くはないタイプですよね。
小倉:そうですね。そもそも秘書の役柄って、人生の中でも経験する機会は多くないと思うんです。あとは、コスチューム的にもスーツはなかなか着ないので、今回のドラマで着られて楽しかったです!
また実際に演じてみて、意外とハイテンションな役よりも、落ち着いた役の方が演じやすいことに気がついたんです。秘書は難しい役かなと思っていましたが、チャレンジしてみたら面白く、演じ甲斐があったなと思いました。
――逆に難しかった役はありますか?
小倉:“セレブな同級生”です。そもそも「セレブって何?」というところから始まりました(笑)。セリフも、普通に考えるとありえない言葉が出てくるんですよね。でも彼女からすると普通のことなので、どの程度までセレブ感を入れつつ、面白くなってしまわないよう自然に演じるかを考えました。内からあふれる気品と、同級生のバランスをとって演じるのがすごく難しかったです。
――例えば、どういったセリフが出てくるのでしょう?
小倉:まず「久しぶりね」みたいなところから始まって、「私はこれから乗馬のレッスンなんだけど、あなたはこれから何するの?」みたいな感じです(笑)。あとは、“家族想いな妹”も結構大変でした。普段から声優として妹キャラはよく演じているので、比較的演じやすいキャラクターだと思っていましたが、実際自分が役者として演じると……恥ずかしさがこみ上げてきて(笑)。
――やはり、普段の演技とは全く異なると。
小倉:違いますね。声のお芝居とは別物なんだと、改めて実感しました。
――収録前はどのようなイメージを持って臨まれましたか?
小倉:もちろん細かい設定は決まっていたんですけど、今回は私自身にオファーしてくださっているので、自分らしさを残さないといけないなと思いました。なので、そのバランスを取ることに一番気を付けましたね。
「自分だったらこういう反応をするかな」とか、声質も普段の私らしさも残しつつ、「私がこういうキャラクターに寄り添ったときに、どういう反応をするかな」という部分をベースに考えています。ただ、設定上の内面やセリフなどは、新しい発見が多くて面白かったです。
――その中から今後の仕事に役立ちそうな新発見はありました?
小倉:やっぱり秘書は新しかったですね。意外といいかもしれないと思いました。また撮影中は場所や環境、衣装によって気持ちの入り方が違うことを実感しましたね。普段は台本を持って演じているので、そういう意味ではすごく演じやすい環境でスイッチが入りやすかったと思います。
――ちなみに、完成した映像はご覧になりましたか?
小倉:撮影の途中で確認しながら演じていたので、何となくの雰囲気は分かっていましたが、実際にシーンが繋がると恥ずかしかったです(笑)。
小倉さんがイチオシメニューを熱弁!? 理想のケンタッキーライフは……?
――ドラマでは6種類のメニューを扱っていますが、ケンタッキーの中で好きなメニューや、おすすめしたいメニューを教えてください。
小倉:まず私は昔からケンタッキーが大好きなんです! これはリップサービスではなく、純粋に好きなんですよ?(笑) ケンタッキーは小さい頃から親しんできましたし、クリスマスにもよく食べますね。
メニューの中の甘い系では、ビスケットが大好きです。あれはケンタッキーにしか売ってないんですよね。スコーンでもないし、パイでもないし……絶妙な触感で、甘さもちょうどいいんですよ。割ってハニーメープルをかけて食べるまでの工程も楽しくて、小さいときからずっと大好きです。
――かなりのこだわりをお持ちなんですね。ちなみに私は食べたことがなかったです……。
小倉:えぇ!? それは人生損してますよ!(笑)
――では他のメニューで好きなものは?
小倉:ツイスターも好きで、いつも頼んじゃいます。生地の中にクリスピーが入ってるんですよね。そもそもクリスピーが好きな上に、野菜も一緒に入っているから好きなんです。触感もサクッとしていて、ペッパーマヨの酸味と程よい甘辛加減が本当に美味しいんです!
あと塩対応な秘書のときに出てきた新商品!発売前なので詳しくは言えないんですけど、すっごくおいしくて (笑)。
――なるほど。そんなケンタッキーのメニューを食べるときの理想のシチュエーションはありますか?
小倉:最近はひとりでお店に行って、黙々と食べることが多いんです。無性にケンタッキーが食べたくなるときってありますよね。
――ありますね。
小倉:そういう時に私服のままひとりで行って食べています。でも、ケンタッキーにはみんなで食べれるパック物の商品が多いじゃないですか。通っている大学のお友達で、仲のいい女子5人組のメンバーがいて、そのメンバーで女子会のようなものを定期的に開くんですけど、それを今度ケンタッキーのメニューでやりたいなと思いました。その女子会も、毎回お題を決めるんですよね。パジャマパーティーとか、たこやきパーティーとか。なので、今度はケンタッキーパーティーをしたいなって!
チキンを沢山買って、女子5人でむさぼり食べるっていう(笑)。きっと提案したら、みんなは絶対に「やろう!」と言ってくれると思います。
――この時期ですから、お花見でケンタッキーを囲んで女子会というのも良いかもしれませんね。
小倉:いいですね!
――ちなみに、お花見は行かれますか?
小倉:最近だとあまり記憶にないですね。でも、お花見をするというか、お花見をしている人を見に行くようなことはあります。遠目から「やってるなぁ」「楽しそうだなぁ」みたいな(笑)。花粉症というのもあるので、実際にそこでご飯を食べるのはなかなか辛いところもありますね。
でも、最近は夜桜に興味があります。詳しい名所などは分からないんですけど、ちょっと花粉も落ち着いてそうじゃないですか(笑)。21歳ながらガヤガヤせずにしっとりと、大人の桜みたいなものに惹かれています。
――もし、再び今回のようなドラマを収録する機会があったら、どのようなものを撮ってみたいですか? それこそ仲のいい声優さんと一緒に……なんてファンの方にとっては嬉しいと思います。
小倉:それいいですね! 毎回ゲストが出演して、エピソードが展開する……みたいな!
――そのときは、どなたをゲストに?
小倉:物語にもよりますけど、仲のいい同世代メンバーはぜひ! ちゃんりな(日高里菜さん)や、いのりん(水瀬いのりさん)、すみぺ(上坂すみれさん)、あやねる(佐倉綾音さん)、(石原)夏織ちゃんたちを呼んでみたいです。
――実現したら凄いことになりそうですね(笑)。他に挑戦したいシチュエーションはありますか?
小倉:料理が好きなので、料理のシーンがあってもいいかなと思いますね。それと遊園地に行きたいです! やりたいこと……というよりは、行きたい場所になっちゃいますけど(笑)。
――最後になりますが、このドラマを楽しみにしているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
小倉:今回はドラマという初めての挑戦をさせていただきました。慣れないことなので、皆さんの目にどのように映るかは分かりませんが、私なりに頑張って挑みました。ちょっと恥ずかしいんですけど、これを見て少しでも楽しんでいただいたり、より皆様のケンタッキーライフに花を咲かせられればいいなと思います(笑)。
――ありがとうございました。
[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]
放送情報
「ケンタッキーもしも劇場『もしも小倉唯が…』」はAbemaTVアニメ24チャンネルにて毎週木曜22:57から放送。
※初回は4月13日(木)
小倉唯さんサイン入りオフショット画像などが当たるプレゼントキャンペーンも実施します。詳細はWEBサイトをチェック!
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