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 1歳8カ月の次男に対し頭を殴るなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫のけがを負わせたとして、埼玉県警は11日、父親の会社員佐野良明容疑者(23)=埼玉県鶴ケ島市脚折(すねおり)=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。次男は病院に運ばれたが、意識不明の重体という。

 西入間署によると、佐野容疑者は10日午後9時20分ごろ、自宅アパートのリビングなどで、次男の頭を殴るなどし、急性硬膜下血腫の傷害を負わせた疑いがある。容疑を認め、「いらいらしていた」と供述しているという。

 佐野容疑者は妻(29)、長男(3)、長女(2)との5人暮らしで、当時は全員が家にいたという。同日午後9時25分ごろ、妻が「父親が1歳の息子を殴った」と119番通報し、発覚した。付近の住民によると「ドーン」という鈍い音が2、3分間繰り返し聞こえ、「やめて」と女性が叫ぶ声も聞こえたという。