「あさイチ」の質問に米国民が手厳しい指摘「違う文脈から切り取ったもの」
番組では、有働アナが3月9日から1週間アメリカ合衆国を取材したVTRを放送した。
ロケ1日目、有働アナはアメリカ西海岸の都市・サンフランシスコを訪れ、ドナルド・トランプ米大統領の「アメリカ第一」「他の国とも仲良くする」という発言を記したフリップボードを示しつつ、その是非について市民たちに意見を聞いて回っていた。この地では、8割以上の市民がトランプ大統領と対立していた民主党・ヒラリー・クリントン候補に支持票を投じたという。
大部分の市民はこの質問に対し、「彼は国際関係というのをまったく分かっていない」「発言が混乱しているよね」などと、批判的な見解を示した。
そんな中、一部の支持者は「質問なんだけど、どうして発言の一部を切り取っているの? 別々の発言を切り取ってくっつけている」「これは違う文脈から切り取ったものだろう。これだと意味が分からないよね」と、フリップにある発言が別々のところから切り貼りされていることを指摘したのだ。
そして、支持者は怒気を含んだ口調で「気を付けた方がいい。分かった?」と言い放つや、その場を去っていった。一連のやり取りに、スタジオの出演者も「手厳しい」「めちゃくちゃ怒られてる」とコメントしていた。
その後、有働アナはナレーションで「ちょっとキレ気味に指摘されました。トランプを支持する人には、私たちが大統領をおとしめようと意図的に作ったものに見えたよう」と解説するも、翌日からフリップを用いた質問は止めると宣言し、「反省しました」とまとめていた。
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