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陳情第104号

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広島市中心部活性化のために、旧広島市民球場跡地にサッカー専用スタジアム建設を求めることについて

 

要旨
 サッカースタジアムは多くの観客が来場し、広島市の都心活性化につながる旧広島市民球場跡地(以下「跡地」という。)にサッカー専用スタジアムを建設するよう陳情する。
理由
 広島東洋カープが広島駅前に移転し、平成18年に「旧広島市民球場跡地利用検討会議」が設置され検討が開始されながら10年以上もたった現在でも活用方針が決定されていない。これは広島市・広島の企業や市民にとっての逸失利益は膨大な金額になると考えられる。
 「サッカースタジアム検討協議会」が設立され、平成26年12月に跡地と広島みなと公園の2か所を候補地とする提言が取りまとめられた。広島みなと公園は瀬戸内海ナンバーワンのコンテナ基地に隣接し、港湾関係者や住民から業務に支障があるとして強力な反対があるにもかかわらず優位とされており、法的に建設はできないのにそれを公表していない。
 平成28年3月に株式会社サンフレッチェ広島から跡地へ独自の資金調達でスタジアム建設を行う案が提案されたにもかかわらず、いまだにまともな協議すらされていない。それもかかわらず、非公開で四者会談が開催され、第3の候補地が取り上げられている。一つの候補地が採用されなければ残りの候補地に決定するのは当然の理である。
 平成28年6月に株式会社広島リビング新聞社が新スタジアムアンケートを実施している。この結果新スタジアム建設場所は跡地に91%が投票している。同社は女性をターゲットにした生活情報誌であり、男女比や年齢構成もほぼ平均化した回答の結果である。つまり広島市民の総意は跡地である。広島県・広島市・広島商工会議所はこのような市民の反応を無視してはならないはずである。
 Jリーグの各チームはスタジアム基準を満たすためにサッカー専用スタジアムの建設を積極的に検討し、全国で10か所近くの建設中あるいは具体的に専用スタジアムを建設しようとしている。現在のエディオンスタジアム広島はJリーグ基準に合致していないため基準が厳格に適用されると広島市から移転せざるを得ない状況にある。アジアチャンピオンズリーグも来年から規約変更され、サンフレッチェ広島が出場できても現状のエディオンスタジアム広島では試合が開催できないため広島市外のスタジアムで試合をせざるを得ない状況にある。
 スポーツ王国やサッカー御三家と言われた広島も、現状はとても貧弱な競技場での試合が10年以上も続いている。
 東京オリンピック開催に伴う各国の事前キャンプ地に広島が名のりを上げるために残された時間は少ない。少しでも早く跡地に決定し完成を目指すべきである。
 上記の理由からもサッカースタジアムはサンフレッチェ広島が案として提案している内容で場所は跡地以外にない。
 地元市民の意見を十分に聞き跡地にサッカースタジアムを建設し広島市中心部の経済再生に努力いただきたい。